そんな北エンでの恥ずかしい私の転倒動画を撮ってくれていた方がいたので、Facebookでシェアしていたら、バイクジャーナリストである柏秀樹さんから近々九州(佐賀県)でスクールを開催するので来ませんかとお誘いのコメントをいただきました。
(以前、大分県でスクールを開催してくださった時に受講しお世話になっていたと言う経緯もあります。)
しかも、舗装路を基本としたオフロードに役立つテクニックも教えるので今後のレースに役立つかも!?と言う嬉しい補足説明付き。
その前に嫁さんの許可を貰わないと(汗)
予定されていた3月15日は、本来は大好きな永井真理子さんの福岡ライブの予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期となり、私的には予定が空いていました。
嫁さんに相談してみると、当日どころか前日の宿泊の許可までしてくれました。(ホントいつも私のワガママを許してくれて感謝です。)
柏さんのスクール、ホントは14~15日の2日間開催されていたのですが、14日が仕事だったので、14日の仕事が終わってから、まずは柏さんと受講生の一部の方々が宿泊している宿へむかいます。
お泊まりさせていただいた宿はコチラ
(14日の到着は20時たったので、撮影は翌朝しました。)
なんと、施設内に置いてある多数の焼酎が宿泊者は飲み放題と言う太っ腹な方式
夕御飯は、外にあるバーベキューコンロで持ち込みの食材を焼いて食べました。
珍しいモペットなんかも置いてありました。
動くんやろうか?
お風呂は、五右衛門風呂風のお風呂で普通にお湯を入れて入るタイプだったそうです。(私は家でシャワーを浴びてから行ったので入っていない。)
就寝までの短時間ではありましたが、柏さんと一緒に宿泊した受講生の方々とバイク談義、安全運転、ライディング技術等について熱く語り合えました。
寝る直前まで、柏さんといっぱいお話できて気持ち良く就寝と思いきや、ここのお宿はオシャレに改装はされていたのですが、ちょいと山深い位置にあり、この日は寒が戻っていたのか、ちょくちょく寒さで目が覚めました(笑)
そうこうありましたが、気持ちのよい目覚め。
宿泊先から皆さんとスクール開催場所まで移動。(私はバイクをセレナに積んで来ていたので、皆さんの後ろを追走)
スクール開催場所到着。
近隣の方々は自走で続々到着します。
そんな車両達の中でも際立って目立っていたのが、この3台の黄色い車両(笑)
(真ん中のWR250Rは私のバルパンサー号です)
そんな3台は黄色い3姉弟と呼ばれていたとかいないとか(笑)
スクール開始
まずは座学
「心・技・体」について講義が始まりますが、まるで武道のよう
時おり?しょっちゅう?ダジャレを踏まえて、真面目かと思えば、場を和ます軽快なトークで分かりやすく、かつ論理的に、自身の体験も踏まえ、物凄い色々な事を勉強されてしっかりとした裏打ちのある講義をしてくださいます。
役立つ内容は満載ですが、そこは有料の講習なので、詳細な内容は伏せさせていただきます。
座学のあとに実践
舗装路での発進、停止から始まり旋回
内容だけ聞くと「なにそれ、初歩の初歩やん」と思いますよね。
そう、初歩の初歩なんですよ。
その初歩の初歩を皆さんちゃんと出来ていますか?
発進の時のクラッチワーク、加速時の姿勢、アクセルワーク、減速時の姿勢ブレーキング。
どれもスピードが出ている時には気がつきづらいものでも、低速になればなるほどアラが見えてきます。
自分で気がつく事ができ、それを改善するためのテクニックを何回も身体に叩き込みます。
とても地味な練習です。
もっとハデなパイロンスラロームとか八の字とかしないのか?と思いますよね。
しません。
まずは、ひたすら基礎練習です。
危なくなく、安心安全に心に余裕を持って練習出来ます。
午前中はこの基礎練習で終わりました。
午後からオンロードバイクとオフロードバイクは別れて、
オンロードバイクは舗装路で旋回に関しての練習、オフロードバイクはグラウンドで旋回に関しての練習。
この旋回練習が実に為になった。
今まで、
自主練習では気合いと根性って感じで、強引に突っ込んだ勢いで旋回しようとしていました。
オフロードなので、転んでもそこまでないのですが、恐怖心もあり身体は固くなり、気持ちにも余裕がありませんでした。
とにかく一生懸命頑張れば結果が出ると思い込んでやっていました。
やり方が間違ってなければそれでも良かったのでしょうが、私の場合はやり方が間違っていたようです。
今回の柏さんのスクールでは午前中の基礎練習の後に丁寧なクラッチワーク、優しいブレーキング、旋回に対するアプローチ等々をグリップの良い舗装路で細かい挙動を感じながら学んだので、グラウンドに行った時に今までにはない安心感を持ち自信を持って旋回することが出来ました。
その後も旋回中にリアブレーキのロックをさせてリアを流したり、ロックはせずにアクセルワークでリアを流したりしました。
それもシッティングやスタンディングと変えながら。
今まで、1人(色々な方のアドバイスは受けていましたが、直接的な指導ではなかったので)でがむしゃらにやってどうにもならなかったものが、怖い思いもせず、気持ちに余裕を持って、リアの流れだし、タイヤが路面を掴んでいる感じをしっかりとステップにのせた足の裏から感じる事が出来ました。
スタンディングでスライドした後の処理でも、クラッチワークにより足を着かずに姿勢制御が出来るようになりました。
それがとてつもないハイスピードではないですが、今までの自主練習からしたら驚くほどの進歩です。(自画自賛)
また、スクールに参加されていた方々も皆さん今より安全に上手くなりたいと思う志の同じ方々。
そんな方々と一緒にお話出来て、練習出来ることも楽しかったです。
フロントアップの練習もしましたが、今回はヒントを掴んだ程度で、まだまだ安定はしていません。(次回への課題だな)
スクールが終わった後は、感想を書き込んだカルテと言う名の書類を柏さんに提出し、講評をいただき終了です。
今回は、御本人に直接御礼を何回もお伝え致しましたが、本当に伸び悩んでいた私に救いの手を差し伸べて下さった柏さんに感謝してもしきれません。
今回、教えていただいた内容をレースでどのようにフィードバック出来るのか楽しみでしょうがありませんし、レースだけではなく、公道における安全運転への応用、車を運転する際のテクニックの応用にも役立つと思います。
また、これからは指導員としての活動の際はこう言った安全安心な指導が出来るよう自分自身に落とし込まないといけないなと再認識しました。
気合、根性の時代は終わりです。
安心安全に楽しみながら上手くなりましょう(笑)