今日は、良い天気でツーリング、林道日和でしたが、そうそう遊んでばかりもいられないおっさんです。
YZの消耗部品が入荷しているのに全然整備がすすんでいない。
そんなこんなで、師匠の秘密基地に行って整備する事にしました。
結局、遊んでいるようなものか(笑)
残念ながら今日は、師匠は不在。
色々と勝手に使って良い許可を得ているので、整備開始。
1日で全部は出来そうもないので、今日はリア周りと決めてました。
まずは、リア周りをバラしていきます。
この作業この前もしたよなぁ、とか思いつつ、1回やっているから、要領は得ております。
(YZ125復活計画 その1、YZ125復活計画 その2参照)
その時はシールが悪そうだったけど代わりが無かったので、グリスアップだけして復旧していました。
今回は、新品のオイルシールがあるので、全て交換です。
リアタイヤ、スイングアーム、リンクとバラして、まずはリンクのオイルシールでも外してみようかとオイルシールの内側の縁辺りを狙いマイナスドライバーを入れてこねてみますが、手ごたえがない。
頼りの師匠がいないが、自分で何とかしようと、ネットで検索等して調べてみる。
解決策は見つからない。
とにかくパワープレイでいってみようと、オイルシールのゴム部分はちぎってしまい、ハウジングと呼ばれる金属環をむき出しにして、マイナスドライバーを押し付けて、引っ掛けながらずらしてみていると、何となくコツを得て外せるようになりました。
NOK株式会社さんから引用 |
しかし、こんなに苦労するものなのか???
ネットで調べてみると、このハウジングと呼ばれる金属環、外側にあたる部分に角が付いていて、この感じならマイナスドラーバーをあてたら簡単に外せそうだけど、私が苦労したオイルシールは、全く逆向きで挿入されていて、オイルシールの奥にあるニードルベアリングの環と接触していて、マイナスドライバーの入る隙間もありませんでした。
しかも外側に溝がある???
どうやら前回挿入した時にオイルシールが逆向きに取り付けられていたのでは??
せっかく外しても正しい向きが分からなければ復旧出来ない。
迷惑はかけられないが、師匠に電話してみると、様子を見にきてくれた。
現状を報告し、現物を見てもらったが、やっぱり前回が逆付けになっていたようだ。
こちらも4箇所外しました。
新しいオイルシールを挿入した状況。
均一に圧入する方法として、万力を薦められ、リンクの両側にオイルシールをあて、万力でオイルシールが飛び出たトコを挟みこんでいく。
面白いように綺麗に圧入されていった。
手に持っているのは、新しいオイルシールだが、外す前は、この向きで挿入されていた。
こちらもOK。
写真は撮り忘れたが、スイングアームのオイルシールは、普通に取り付けられていたので、比較的簡単に取り外す事ができスムーズに交換できた。
ちなみに、オイルシールを取り外した後は、ニードルベアリングのニードルは取り外し、摺動部内のグリスも一旦拭き取り、軽油で洗浄、エアブローした後、グリスアップし復旧している。
リアホイールのオイルシールも交換し…
復旧。
半日ちょっとでしたが、何とかリア周りのオイルシール全ての交換は終了しました。
後は、フロントホイールのオイルシール、スロットル&クラッチワイヤー、ブレーキのマスターシリンダー、キャリパーピストンのシール交換位は一人で出来るかな。
ステムベアリング交換とフロントフォークのシール交換は、師匠立会いのもとだな。
早いトコ整備して、またどっかのコースで遊びたいなぁ(笑)
オイルシール交換しただけで大した違いは出てこないかも知れないけど、自分が整備したってだけで、次にYZを乗った時に気持ちよく乗られる気がします。
コッチが落ち着いたら、走行距離2万キロを超えたバルシャーク号(XTZ125E)とかでも試してみたいかも。
今回感じたのは、自分で色々考えながら整備すると、前こう付いていたからそのまま復旧、ではなく、なぜこう付いているのか?この向きに意味はあるのか?等考えるようになり、物の構造、意味が分かり、バイクの事も乗り方だけでなく、作りも理解できます。
愛着もわくし、乗るのもイジるのもバイクは楽しい!!!!