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大分市, 大分県, Japan
とにかく車、単車、メカが好きです。 それと家族が大好き。 125ccのスクーター&オフ車でたまにツーリング&林道探索してます。 愛車は、 単車:台湾YAMAHA社製BW's125x&YAMAHA WR250R ブラジルYAMAHA社製XTZ125Eはドナドナされました。 車は:日産セレナ こんなおっさんですがよろしくです。

2020年12月24日木曜日

RKカップ 九州アマチュアフェスティバル(ビギナークラス)に参戦してきた(2020.12.20)

 待ちに待った「RKカップ 九州アマチュアフェスティバル」に参戦してきて楽しかったのと不甲斐なかったのとの感情が入り交じっている大分県で二輪車安全運転指導員をしている永井真理子ファンのおっさんです。


そんなアマフェス参戦前に気になったのはお天気。


前回参戦したのは3年前の記念すべき第1回大会

詳細はコチラRK CUP 九州アマチュアフェスティバルに参戦してきた(エンジョイクラスでね)

この時は、雨でドマディでした(笑)




数日前に天気予報で阿蘇地方を見てみると…

天気は良さそう…

予想最低気温6度かぁ…

いやっなんか6の前に横棒が付いてる。

氷点下6月度(汗)

レースの前に会場にたどり着けるんやろうか?

レース前日まで仕事だったので、帰宅してからバタバタ準備。

念のためタイヤチェーンも積んでおきました。


そして、レース当日の朝。

車のエンジンを始動したらメーターパネルに「1度、凍結注意」と表示されました。
※写真は道の駅阿蘇で撮ったもの。
 温度が点滅していたので見えづらくなっていますが-3度でした。


なんとか無事に到着したら、ベスコン???


新型コロナウイルス感染拡大防止対策もバッチリでした。

レース参戦者だけでなく会場にいる人全員対象に問診票の提出&検温をし、それらの手続きを済ませた人にリストバンドを巻くと言う感じ。

ブリーフィングもチーム代表者のみと最小限の人数で行い、他の方々はその時にスタッフの方の話が会場内に設置されているスピーカーから流れるのでそれを聞くといった形で行いました。
※この時にマシンのエンジンは停止、発電機等のエンジン類の停止と事前に通知やアナウンスがありました。

ブリーフィング後に練習走行。

これは練習走行だけでなくトランスポンダー(ラップタイム自動計測送受信機)のテストも兼ねているので、全員対象でした。


練習走行後のFE350。

ハンドルは真っ直ぐに向いているのに、タイヤが左に切れています。

ベスコンと思われていた路面は事前にスタッフの方に聞いて分かっていましたが、凍結している箇所があったりなかったり(汗)

で、あるコーナーの出口立ち上がりでアクセル開けたらリアから滑ってコケました。

この日、サポートとして来てくれていた久保一家のIM氏に支えてもらいながら、右側にハンドルロックした状態でフロントタイヤを右側に蹴り微調整してなんとか修正できました。



なんだかんだで第1ヒート



真ん中、37番の青めのジャージが私です。
(写真はオフロードの先輩KT氏が撮って下さっていました。ありがとうございます。)

私の隣はモタード仕様のままの450ccのマシン。

IM氏曰くモタード界ではかなり凄い方のようです。

本来ならここがスタート位置なのですが、今回ここは待機場所、私が参戦したビギナークラスは参加台数27台と多めだったので、前後2列にしてスタート。

スタート方式はヘルメットタッチと言う方式。

これは、ミッション車ならギアをニュートラルにしてスタート前に左手をヘルメットにあてておいて、スタートの日章旗を降られたらヘルメットの手をクラッチに持っていきギアを入れてスタートするという感じです。
※キッズ用やミニモトのようなクラッチのない車両の場合はギアを入れておき右手をヘルメットにあてるそうです。

一週間前の練習でヤマケンさんにコツは聞いていたのですが、慣れない私は付け焼き刃でどうこう出来るわけもなく、下手こくより無難に操作してスタートしました。


スタートラインも真ん中位で、スタート直後の前後の位置も真ん中位で集団の中に取り込まれてしまいました。

第1コーナーでは、インにもアウトにも他のライダーがバンクしている状態。

アウト側のライダーがかぶせてきて軽く接触したりと、今まで経験したことのない状況でした。


緊張でガチガチになり動きが硬い。

立ち上がりも開け始めが遅かった。


撮り手が上手なので速そうに撮っていただきましたが…


バイクが起きた時だけバイクのパワーに任せて加速しているだけ。


1コーナー、ポニー号('03YZ125)の時の方が寝かせられていた気がする(汗)

フラットトラックの成果を全然生かせていない。

最後の局面では、ロードタイヤのままのモタードマシン数台に抜かれるし。

エンデューロレースとは違うスプリントの清々しさを感じつつパドックに戻ると、観戦に来て下さっていた久保一家特別顧問のMK氏から1ヒートを終えての感想をいただきました。

まず第1にエンデューロレースの時のペースより遅かったとの事。

IM氏も同意見だったようで、これを聞いた時は結構ショックでした。

ただ、その理由を聞いてみると、エンデューロレースと違いライダーのバラつきが無いモトクロスレースでは団子(集団)状態で走り、先行するライダーをどうしても目で追ってしまうことになり、その人と同じラインをトレースするだけで、いつまで経っても抜くシーンが発生しないとの事。

言われて見ると確かに前のライダーを追ってしまい、やっきになっていましたが、結局そのライダーのペースに合わせてしまっているんですよね。

そこで、特別顧問からのアドバイスとして2ヒート目はレースとして参戦するというより集団で走る時の練習と思って気持ちを切り替えて走ってみては?との事でした。

また、集団で走り人より前に出るためには、俯瞰的に自分を見て、前の状況をつぶさに観察し、人とは違うラインを試してみたりしてみては?と言うアドバイスを受けました。


そんなこんなで、落ち込んだりもしたけれど、課題を見つけて元気になりました(笑)
※特別顧問からは、久保一家は少々の事でへこたれず、少しのポジティブを大きくするチームだと思うといった事を言っていただいたので、落ち込んでいる場合ではないなと奮起したのもあります。

モトクロスレース、特にアマフェスはクラス分けが多いので、自分のレースを走った後は次のレースまでの間に時間が結構あります。

これはエンデューロレースと違いますね。

この時間を利用して、抽選会に行ってきました。


当たったのは、柔軟剤。

参加賞で、アゴのふりかけが付いてきました。

しかし、アマフェスと言うだけ会場内には協賛各社のブースや飲食店の出店もあったりしました。

せっかくなので、お昼御飯は出店されていたお店でホットドッグとフランクフルトのセットを購入。(写真を撮り忘れました)

IM氏はカレーライス。

寒空の下では温かい食べ物が身に染みました。

パドックで待ち時間にのんびりしている時に、KTM大分での知り合いやらYSP大分での知り合いやら見に来て下さいました。

バイクを誉められたり、新トランポの便利機能を見せたら、最終的には皆さんトランポに興味津々でした(笑)
※新型トランポの便利さは、現地でお会いした方に存分にお教え致します(笑)


そんなこんなで第2ヒート目

今度は、スタートラインに並ぶ前のサイティングラップでラインや路面状況を自分なりに確認しつつ、スタートラインへ向かいます。

2ヒート目は、MK氏のアドバイス通り練習と割り切り、2列あるスターティングラインの後列外側にスタンバイしました。

ヘルメットタッチスタートも慌てず確実にクラッチを繋いでスタート。

それだけでも、私の右前のライダーを抜く事が出来ました。

1コーナー進入時、後ろから皆のラインを確認すると、やっぱり2/3位のライダーがイン側へ集団で突っ込んでいて、アウト側のラインが少しは空いています。

アウト側の先の状況も見つつコーナー進入し、進入スピード、自分のバンク角、イン側の状況等鑑みてアウト側ギリギリのラインまで膨らみ立ち上がるのがベストとにらんでラインをトレースし始めます。

すると、私が行きたいアウト側いっぱいのライン付近でとっ散らかっているライダーがいます。

確かブリーフィングで某施設の所長さんとか言ってた方じゃないかな???

その方めがけてコーナーを立ち上がって行きます。

自分なりにどうにか避けようとラインをイン側へ向けます。

ギリギリ、私のハンドル右のハンドガードととっ散らかっていた方のハンドル左端がコツンと当たる位で切り抜けられました。

一安心したのもつかの間、私のバイクが倒れていきます。

あれっ???避けるの失敗したかな?と思って慌ててバイクに向かいキルスイッチでエンジン停止してからバイクを起こそうとするけど重い。

慌てて後ろを見ると私のリアタイヤにモタードマシンのフロントタイヤが乗っかり倒れていて、その後ろも1台だったか2台だったか同じような状態で倒れていました。

私の後ろ側の方々もみんな避けて、その内の一番後ろの方が倒れてまさにドミノのように倒れていったんでしょうね。

しかも私の後ろのモタードの方が足をおさえて呻いているし…

マーシャルの方はまずそのライダーの方に向かいます。

私はと言えばモタードマシンをどけないと私のマシンが起こせないので、まずモタードマシンを起こします。

が、近くにマーシャルの方がおらず起こしたマシンをどうすれば良いやら。

しかも自分のマシンは倒れたままだし。

そうこうしていたらマーシャルの方が来て下さり、モタードマシンを受けっとって下さり、私のマシンの引き起こしも違うマーシャルの方が手伝って下さりました。

こんなんじゃ順位どころじゃないなと思いながら周回していましたが、赤旗が振られており、前のライダーも流すペース。

結局ビギナークラス2ヒート目は仕切り直しと言う事になりました。

ただ、当初の7分+1周が5分+1周と短縮はされましたが。

これも2列目外側からスタート。

ある程度走ったら、自分と似たペースのバイクが2台私の前を走っていました。

今回は、前走車と違うラインを試すと決めていたので、直前のライダーがコーナーをインへ行ったらアウト側から進入、逆にアウト側へ行ったらイン側を攻めるといった走りをしてみます。

第一コーナー出口位で追い付きもう少しというトコまで行くのですが、タイトコーナーへ行くとなかなか抜けない。

後でリザルト見たら前のバイクは125EXC、そりゃ高速コーナーでは追い付きますよね。

マシンに助けられていました。

ただ、前のライダーに引っ張られてお互いペースが上がり、最終的にはあまり飛べていなかった最終コーナー手前のテーブルトップを自分の中で一番高い位置まで飛んでいました。
(速い方々に比べればちょっと浮いた程度ですけどね。)

結局、最後まで前の2台を抜くことは出来ませんでした。

あと2分あったら変わった???

そんな、たらればを言ったって何にもなりません。

今の自分の実力はここまでっ!!!と突き付けられました。

リザルトを見に行ってみると
第1ヒート 18位/27台(1台DNS)
第2ヒート 20位/28台(モタードの方はスタートのみだったようです。)
総合    20位/28台

結局、ビギナークラスならどうにかイケるかなぁとか甘い考えで参戦したアマフェス。

私のようなレベルの低いサンデーレーサーでも参戦出来るクラスやレース初めてと言う人の為のクラス、他に以前モトクロスをされていた方々が楽しめたり、現役モトクロスライダーも楽しめるまさに祭(フェスティバル)のような大会を開催してくださったヤマケンさんはじめ、HSR九州、スタッフの皆様に感謝です。

そんなアマフェスには今回も色々と現実を突きつけられました(笑)

私は、レースは競技として参戦しているものの、自身が練習してきた成果を確認する場でもあると思っています。

例えば、学生時代に学期末にもらう通信簿や健康診断を受けた後の診断結果。

今のあなたの成績はコレくらいですよ、あなたのバイクの技術の状態はこんな感じですよと判定されるような。

練習だけでは判断できない緊張感やトラブルに対する対処、気持ちの切り替え、参戦するたびにそこが足りていないなぁと痛感させられます。

自信が持てないのは、練習量が足りないから、成功例が少ないから。

その中でも、自分が見つけられる小さな気づきを積み上げて次の走りに繋げていく。

それが久保一家と言われるのならば、親分と言われている私がへこたれている訳にはいきません。

今年のレースはこれで最後かな???

年末の内に手持ちのマシンの整備を済ませておいて来年へ控えますか???

年始の遠征も確定したし、年明けそうそう心折られないように来年もたのしむぞっ!!!