35度が超える様な猛暑が続いている今日この頃、暑さで溶けてしまいそうな二輪車安全運転指導員のおっさんです。
先日(詳細はコチラをクリック)は、暑い中でも林道ツーリングに行って、何回も道路横に流れる川に飛び込みたい気持ちになっていましたが、今回は、いつもお世話になっている御所オートランド(ホームページ、FaceBook)でスクールの講師をされているK野氏からのお誘いを受け、大分県玖珠郡玖珠町にある大谷渓谷とその周辺の林道を散策するツーリングに同行させていただきました。
大谷渓谷は、一枚岩の岩盤の上に水が流れる川の上を走れる道ですので、前回の林道ツーリングの願望が叶いそうです。
とはいえ、大分県民の私が、熊本在住のK野さんに大分の林道を案内して頂くという矛盾(笑)
そんな林道を走る為にチョイスした車両はコチラ↑↑↑バルシャーク号(XTZ125E)。
今回は、ユーショップ松田さんでフロントフォークを固めにセッティングしていただいたので、そのテスト走行も兼ねています。
(Fフォーク内に1cmのスペーサーを入れプリロードをかけ、オイルの粘度は若干固めにしてもらっています。)
タイヤは、今年の5月に御所オートランドで行われたガルルカップ(詳細はコチラ)で使用したF:ix09w GEKKOTA、R:ix09w。
メーカーが公道走行不可(公道を走行するために製作されていない)をと定めているので、林道区間の舗装路の走行が不安でしたが、林道ツーリング前日、試走をしてみましたが、GEKKOTAはコンパウンドが柔らか過ぎるので舗装路ではグリップが良すぎてクセはありますが、乗れない事はないなという感覚でした。
ツーリング当日は、道の駅「童話の里くす」に集合。
熊本勢の方々は、トランポで来るという事で、コチラもバルシャーク号をセレナに積み込み集合場所まで。
集合時間に到着すると、すでにK野氏とお連れの方も到着していましたので、現地でバルシャーク号を降ろし、着替えます。
そうこうしていたら、もうお一方、CRF250RALLYが自走で到着。
この車両、何やら色々と手が施されているようですが、素人の私にはステアリングダンパーくらいしか変わった物は見つけきらんかったです。
そして、到着早々ツーリング仕様のFスプロケットから林道仕様のFスプロケットへ交換作業です(笑)
↑↑↑↑↑リンク先はこの方の名前を借りたチーム名となっているだけで御本人投稿のブログではないようです(汗)
そう言えば御本人も自分をイジっているだけだとおっしゃっていたっけ(笑)
皆の準備が出来てから道の駅「童話の里くす」を出発します。
大谷渓谷入口は、看板もあり分かり易い場所にありました。
入口は、ちょっと細い舗装路でしたが…
すぐにこんな岩盤の上に水が流れる川?道?になっていました。
最近の降水量が少ないからか、いつもよりは水量が少ないとの事でした。
この渓谷、オフロードバイク乗りやジムニーのようなオフロード車に人気なスポットらしいのですが、この日は、渓谷の入り口から新車のHONDA N-VANが我々の前を走っていたので度肝を抜かれました。
前を走るN-VANの前に岩が転がっていて進めなくなっていたのをK野氏がどけたところ、N-VANに乗っていた運転手の方が元森林組合に勤めていたそうで、林道を案内してくれることになりました。
動画には写っていませんが、N-VANのおいさんに先導されています。
大谷渓谷から上がってきた林道を走り、N-VANのおいさんの先導は終わります。
そういや、Fフォークの感じが良くなっていたなぁ。
停車中に押し引きしてもよく分からなかった感覚でしたが、実際林道を走らせてみると、サスペンションの動き方が変われば自分も楽になるので、実感し易いですね。
分かれてすぐに、分岐点。
おいさんは色々と道を教えてくれたけど、やっぱり林道は道が良く分かりません。
トライ&エラーの繰り返しでしたが、そんな道に迷った時に先程のN-VANが目の前に現れます。
新車なのに、すでに傷だらけじゃなかろうかと心配するほど。
K野氏が下見をしてきて、ついに道なき道なようなブッシュセクションに突入です(汗)
途中、私が急に止まった(0:17辺り)のは、木に巻きついた弦にFタイヤがひっかっかって止まりました。
見た目細くてバイクがあたれば切れるだろうと思っていたら、ワイヤーのように丈夫で、しっかりと跳ね飛ばされました。
この動画の後、坂の下にあった道を塞いでいた倒木を4人がかりでどけようとしたら、腐りかかっていた木のようで、折れて道を空けてくれました。
動画じゃ伝わりづらいですけど、さっきの動画の最後部分も、この動画の道も激しい下りになっていたんですよ。
キーキー言っていたのは、リアブレーキを引きずる音です。
この動画の道の先は完全に寸断されていて、下に道が見えるものの、ラインが厳しい。
そしてもっと下には、大谷渓谷の沢が見えていました。
皆で協力して1台ずつバイクを下ろそうか(落とすような感じになりそうだったけど)どうするか話し合いましたが、CRF250RALLYが重いから止めようという話になり、Uターンする事になりましたが、Uターンするにも激しい下りなので大変。
この日は、軽くて取り回しし易いバルシャーク号で正解でした。
(実は、K野氏に軽くて取り回しし易いXTZの方が良いですよと薦められていたんですけどね。)
結局最後に、またまた、N-VANのおいちゃんに出会うという。
そしてN-VANのおいちゃんにまたまた先導をしてもらう。
N-VANを追い越して撮影タイム。
こんな感じで、新車を大谷渓谷で走らせていましたよ。
岩もゴロゴロしているし、タイヤがハマるくらいの窪みもあったりするのに凄い方です。
また、先を走ってもらい先導を願います。
0:18位から岩の横を抜けるN-VAN最強です(笑)
結局、この後渓谷とは違う林道を案内していただいたのですが、林道を封鎖しているチェーンを外してくださったり、その先のチェーンのダイヤル番号を教えてくださり、何か言われたら私の名前を出しなさいと名前を教えてくださり、とても林道ライダーに優しい元森林組合の方でした。
再度、大谷渓谷に戻り、最初のトコより深みのある所を走りました。
モグモグタイムの為、停車。
もう、川ですよね。
岩の上も苔生して滑り易くなっています。
一枚岩なので、ゴロゴロした川底ではないので、走りやすいといえば走りやすいですが、途中岩の裂け目等あるので、上手く切って走らないと、その裂け目にタイヤがハマったら大変でしょうね。
バルシャーク号も涼しそうです。
みんな仲良く涼しそう。
山、川、オフロードバイク
とても、似合う景色ですよねぇ。
ここで、しばらく皆で色々と話をして涼んでから帰りました。
RALLYバイクで、こういう所を走ると似合いまくりですよねぇ。
50cc???
いえいえ125ccです。
しかもフルサイズ。
乗り手が、デカ過ぎです(笑)
船のように水を切って進めるのが、この林道?渓谷?の良い所ですよね。
ですが、場所によっては、バイク1台簡単に沈んでしまうくらいの深みがあるそうなので、興味を持たれて行こうと思われた方は、大谷渓谷に詳しい方と一緒に行かれるか、ゆっくり進み、先の状況を確認しながら進まれる事をおススメ致します。
ある程度走ってお腹も空いてきた頃に、道の駅「童話の里くす」へ帰り着きました。
着替えを済ませ、バイクを車に積み込んだり、スプロケットを交換した後、道の駅内のレストランで昼食をとりました。
カルビ丼。
もちろん美味しかったですよ。
皆さんは、大分といったら「とり天、から揚げ」だよねと定食を頼んでいました。
お手軽価格でボリュミーな定食も美味しそうだったなぁ。
程よく疲れて帰り、ウェア類を洗濯しながら夕食を作り、夕食の後バイク降ろしたり、洗濯物干したりして、後はシャワー浴びてゆっくりしたいと思ったら…
お父さんばかり楽しい思いをしてきたんだから付き合わなくてはいけませんよね。
この日は、気がついたらリビングで翌朝の6時半まで寝ていました。
サスペンションの動きも良くなったからか、この日の林道ツーリングでは、フロントブレーキの使い方とスタンディング時のステップの荷重のかけ方が勉強になりました。
しかし、この日の主役は何と言ってもN-VANのおいさんやったなぁ。
納車待ちと言われているN-VANを納車していてなおかつ、林道をバンバン走らせるという強者。
年をとりバイクに乗り切らなくなったオフローダーの最終形態はああなるのかな???(笑)
追記
2019.08.30にこのブログの直近の閲覧者数を見ていて思ったことをこのブログをリンクで貼り付けてFacebookで投稿した内容を載せておきます。
ふと、自分のブログの閲覧履歴を見ていると、ここ最近で延びている投稿の中にリンク先のブログが上がっていました。
つい先日の台風10号の時に大谷渓谷に取り残された家族のニュースが、今日も大分県内のニュースで流れていました。
大谷渓谷の入口に看板を設置するとの事。
簡単に内容を説明すると、注意を勧告し行く際は自己責任といった感じらしい。(私の解釈なので正しい表現とは違うかもしれません。)
まずは、進入禁止にならなかった事に安堵。
ただ、ニュースの内容を見ていると、一般の方が見たら渓谷に車やバイクで入り遊ぶのが問題であるかのように受け取られるような内容だなぁと個人的には思えました。
大谷渓谷は、道路に看板もあり、リンク先のブログにも書いている通り、地元の車両も走る事が出来る何の違法性も無い道路(渓谷?)です。
今回のニュースで問題だったのは、渓谷に車を乗り入れた事ではなく、台風が接近中であり、渓谷、川と言う特性上、増水の危険があるなか水の流れのある岩盤の道に車両を乗り入れた事。
台風だけでなく大雨でも同じことだし、渓谷が晴れてても上流が大雨であれば同じこと。
何も知らない方々がこのブログを見たら私も同類と思われるかもしれませんね。
自身の趣味の世界は、他人には理解されがたい世界。
どんなに説明をしたって色眼鏡をかけられてしまえば相手の見たい色になってしまう。
ただ、後ろめたい事をしていないなら自分は自信を持ってこの投稿を掲載し続けたいと思う。
だって、自分の身近にこんなに楽しい事が潜んでいて、自分と同じ感性を持っている人に伝われば良いと思うから。
ただ、面白おかしくは書いているけど、自分自身の首を締める事にはなりたくない。
通りすがりに自分のブログを読んで、大谷渓谷で遊んで、自身の身を危険にさらしたり、大谷渓谷を楽しんでいる方々の楽しみを奪って欲しくないなぁと思った今日この頃です。
(私のブログを見た人が全員批判的な人だと思ってはいないので悪しからず。)