この週末くらいはバイクには乗らないでおこうと思っていた仕事中の土曜日。
九州の大分県でも雪がチラつきニュースでも賑わい出していた矢先、いつもお世話になっているGear Change Wold店長のHDさんからLINEが…
「さぁ、明日は年一の積雪林道ツーリング!準備は出来ていますか?」
ん????
積雪林道ツーリング???
聞いてないし。
なんだかんだで、仕事帰りに店に寄ってみると滅多にない機会だから、オフ関係のお客さんに一斉送信していたみたい。
行きたいけど、怒られるかなぁと思いつつ帰宅し嫁さんに確認してみるとOK。
その旨、HD店長に連絡したところ、まんまと引っ掛かったバカ者は私1人???と思いきやもう1人(笑)
その方は、オンロードメインのツーリングライダーで普段はCBR600RRに乗られていらっしゃる方。
オフロードに関してはほぼ初心者であるのに雪の積もった林道にチャレンジしようとするそのスピリッツは素晴らしい。
ただ、今回のメンバーは3人揃ってほぼ同世代。
おじさん3人組ですよ(笑)
参加が決定した時点で、通勤用ホイールを装着していたバルシャーク号(XTZ125E)に以前オフタイヤを履かせたアルミホイールを作っていたのでそいつに交換。(詳細はコチラとコチラ)
色々準備して当日の朝を迎えました。
わが家の近所在住のHD店長がウチまで来てくれて合流。
もう一人の参加者YKさんのトコまで向かい合流。
まずは、西大分経由で挟間を回って、庄内のローソンへ。
ローソンから見た山は雪化粧。
今回参加した車両はこの3台。
雪も降って寒かったけど、ZETA製のハンドルカバーはオフロードグローブ1枚でも寒くなかったです。
ミラーも林道走行時はハンドル下に付いてるミラーを使います。
ちゃんと位置を調整したら、意外に後方も良く見えるんですよ。
ここまで準備は良かったけど、久々の公道ツーリングでフェイスマスク的な頭部の防備が出来ていませんでした(汗)
なので、ローソンで普通のマスクを購入して、あご周りに装着。
意外に冷気を防いでくれました(笑)
新発見!!!
そんなこんなで、庄内から湯平方面へ向かい走ります。
遠くに見える山だけでなく、道沿いの土の部分に雪が見えます。
湯平の温泉街に到着。
こんな感じ。
地元のスタッドレスタイヤを履いた車は余裕で走り去って行きます。
ここら辺は、雪も溶け始めていてまだ走れたかな???
湯平の温泉街を抜けて、扇山林道入口まで向かいます。
途中YKさんスリップして回転(笑)
回転したYKさんを置き去りにしてしましましたが、なかなか来ないので様子を見ていたら姿が見えたので、HD店長の待つ扇山林道入口まで向かったら、コチラも撮られていました。
林道入口。
綺麗に雪が積もっています。
いつもの泥と違って、雪は汚れないから良いですね。
タイヤチューブ、工具、コンロ、椅子、色々積んできたらリアキャリアがテンコ盛りになってました。
泥道も似合いますが、雪道もオフ車は似合いますね。
YKさんが登り切らないとの事でタイヤの空気圧を調整する事に。
泥と違って、空気圧でグリップが変わるのか謎ですが、やらないよりはマシかな???
誰も踏み入れていない新雪。
まるでスキー場のようでした。
ここもタイヤの跡はあったけど、その上に降り積もっていたので、まだ誰も踏んでいない雪の模様。
積雪林道走行開始です。
まずは、分岐まで。
登れば登るほど雪が深くなって、ついにYKさん転倒。
大事なシーンは私が下を向いていて撮れていなかった。
頑張って走ってきたYKさんですが、疲れ果てて止まってしまっていました(汗)
ここで、先頭を走っていたHD店長がシンガリ、私はYKさんの次で2番手を走行していましたが、もう我慢できずに先頭へ進み出ます。
誰も踏みしめていない新雪の上に自分の車輪の跡を付けて行く。
メッチャ気持ち良いっ!!!
ただ、雪の表面はフラットなんですが、下はガレ場らしく時おり小さい岩の上に車輪が乗ったりするとバイクが滑ったりします。
何か言っていますが、全部独り言です(笑)
自分の付けた車輪の跡が1本しかない。
みんな付いて来ないので、一旦戻ります。
結局、HD店長、YKさんのタイヤではこれ以上登れないとの事で、止む無く下山する事に。
私のタイヤはガンガン登るのでまだまだ楽しみたかったけど、みんなで来たんだからみんなで走るのが楽しい訳だし、一人で走って行ってなんかあったらそれこそ誰も助けに来てくれないですもんね。
勇気ある撤退を皆で行いました。
しかし、HD店長派手にドリフトかましていたんですよねぇ。
楽しみ過ぎやろっ!!!と思ったら理由は違いました。(後半説明致します。)
ちょいと広めの場所に移動して、お昼ご飯。
寒冷地用のコンロじゃないから、この寒さだとガスが冷えすぎて出が悪くなっていましたが、なんとかお湯は沸かせました。
こんな時に5分待つカップめんを持ってきたら、5分待っている間にお湯が冷めたみたいで、上の方の麺が若干固かったですが、なんとか食べられました。
林道走るのも楽しいし、こう言ったひと時も楽しいですよねぇ。
その後は、水分経由やまなみハイウェイへ向かいました。
積雪林道ではタイヤが食いつきいい感じでしたが、舗装路に出ると車が踏み固めた圧雪が滑り易くなっていてあまりスピードを出せませんでした。
そんな状況でしたので、私の前を走るYKさんが雪のない路面から圧雪の境目がカーブのクリッピングポイントにあるいやらしいところでスリップしてしましました。
雪の上だったので、身体はもちろんの事、バイクにも被害はほとんどありませんでした。
ただ、カーブ明けのポイントだったので、後続車が来たら危ないと思い私は絶対転倒は出来ないと思い注意して停車し、後方に注意をしていたところ、案の定スタッドレスタイヤを履いた車が良い感じの速度で走って来たので、手を大きく振り危険を伝え、その後バイクを避けて進んで下さいとジャスチャーして事なきを得ました。
バイクを起こして、横に寄せて状態をチェックする間同様の事を繰り返し二次被害を防止。
自分達が好きこんでバイクという不安定な乗り物で雪道を走行しに行って、地元車両に御迷惑をおかけしてはいけませんからね。
こういう時に、単独行動より複数の方が安全だなと思いました。
その後は、車に道を譲りながらやまなみハイウェイに出て皆無転倒で道の駅ゆふいんに到着しました。
やまなみハイウェイは車通りが多いのでまだ走し易い状況でした。
道の駅ゆふいんでは、レプソルカラーのCBR1000RRが居ましたよ(驚)
Gear Change Woldのお客さんらしくHD店長と話をしていました。
まぁ我々が来た道よりはましだったようですが、こんな天気にSSで走るとは勇気がありますね。
冷え切った身体を観光案内所の室内で温めてから出発。
道の駅ゆふいん出発する頃には、天気も良かったので日のあたるところは雪が溶けていました。
湯布院から庄内向けて帰ります。
どんどん道の脇の雪も少なくなり、後半は路面は完全にドライでした。
さてさて今回の積雪林道ツーリング。
HD店長とYKさんのバイクと私のバイク何が違っていたのでしょう???
答えは、コチラ。
オフロード用のパターンに見えますが、こちらはトレールタイヤと呼ばれ、ロード寄りのオフロードタイヤなので、ドライな日なら良いですが通常の泥道でもグリップは良い方ではありません。
そして、このタイヤ。
山が殆どないやん。
これがド派手なドリフト走行の最大の理由ですね。
腕があれば、まあまあな泥道でも行けるのかもしれませんが、雪には太刀打ち出来なかったようです。
そして今回の積雪林道ツーリングで最強だったのは我がバルシャーク号。
まずは、この防寒装備が雪だろうがなんだろうがドンと来い。
んで、どんなトラブルにも対処する道具一式詰まったタフザック。
今回の決め手のタイヤは、F:ix09w GEKOTA&セロー250純正ホイール。
R:ix09w無印&DIDアルミリム。
ワイドステップも安定感増して良かったかな?
色んな経験を経て進化してきた我が家のバルシャーク号(例えばこんな事やあんな事)
熟成されて、林道で遊ぶには最高のマシンに仕上がってきました。
特に今回の積雪林道ツーリングでは、タイヤの相性が良く、林道セクションでは新雪にリアタイヤがしっかりと突き刺さり不安なく進んでくれたし、圧雪路でもフロントのGEKOTAがスタッドレス的な役割を果たし刺さりきらない路面に柔らかいコンパウンドがヘニャッと食い付いてくれました。
林道セクションでYKさんの車両と交換した時、街中でスクーター乗ってるみたいに楽チンとまで言わしめました(笑)
それと雪の良いトコって、泥と違って綺麗。
ツーリング行く前は、野母崎で走った時にブーツは洗ったけどちょこっと残っていた泥が帰って来たらメッチャ綺麗になってました。
それにしても積雪林道ツーリング楽しかったなぁ。
大分県では、行こうと思ってもいつでも行ける訳ではない。
次のチャンスはいつになるか分からない。
2月頃、もう一回チャンスがないかなぁ。
その前に、HD店長タイヤ交換しておいてくれんかなぁ(笑)