最近、バイク絡みの事をなんかしたかと考えたら、通勤でバルイーグル号(BW's125X)に乗っているくらいのおっさんです。
通勤でも何でも元気になった愛機に乗るとやっぱりコイツは最高っとはしゃぎながら通勤しております。
そんな私ですが、お誘いを受けたので、明後日の休みに、雨予報の出ている中、コースでYZに乗ろうかと計画中であります。
ただ、年始の走り始めの時に倒してしまい、ほぼ90度に曲がってしまったクラッチレバーだけが気になっていました。
仕事帰りにYSP大分さんにより、注文していたYZのパーツと共にレバーも入手。
ウキウキで家路につきました。
日も暮れて気温が下がり、冷たい密度の濃い空気を吸い込んだFI車のバルイーグル号がより元気に走ってくれるので、スロットルを捻る力もついつい増してきます。
後もう少しで家に着くといったところで、私のペースよりは少し遅い車が前を走っていました。
もちろん煽る事なんかはせず、余裕をもった車間距離を保ちながら後ろを走っていると、緩い右カーブの先に直線が現れました。
カーブをあけたら、少しだけ登り後は緩やかに下る直線といった道です。
その直線で前の車が加速したので、私も加速します。
するとその車の前に走っている車も無く、なんの障害物も無いのに、前の車が突然、急ブレーキをかけました。
ナヌッ!!
前の車の前に車が走っていて、その車が右左折するためにブレーキを踏んだりとかなら、窓越しににでもその車のブレーキランプが点灯して、前の車もブレーキを踏むなと予測が出来ますが、今回のケースは、前の車の前方は完全にクリアなのに何の前触れも無く本当の急ブレーキだったので、さすがに慌てました。
フロントブレーキとリアブレーキ、両方のブレーキレバーを力いっぱい握ります。
加速時だったので、十分にスピードがのっていたため、急な減速でフロントに荷重がかかっていきます。
すると、リアブレーキがキャッキャッキャッと鳴き出しました。
あれ??このままじゃ止まりきれないじゃね??と思いながら目の前の車の後部が近付いてきます。
このままロックしたら、一回ブレーキリリースして、この車の右か左に避けんと危ないかも。
等思いながら、車の後ろ3メートルくらいで余裕もって停まれました。
つーか、この意味不明な急ブレーキは何なんだ?????と思い周りを見渡すと、右前方の対抗車線を挟んだ先の歩道に携帯電話を耳にあてた若者が立っていて、車の人となにか合図を送っている。
この人を迎えにきたか何かで、見つけた瞬間に何も考えずにブレーキを踏んだんだろうな。
とか思いつつ、あまりに突然の出来事だったので、そのまま左から追い越してしまいました。
普段の私なら、お説教モードだったのですが、そんな事すら忘れさせる、見事なやられっぷりでした。
しかし、今回のハプニングで分かった事は、目の前で意味不明な急ブレーキをかけられてもなんとか対応できたのは、私がグッドライダーミーティングに定期的に通っていたからだなぁとつくづく思いました。
まず、安全意識として余裕を持った車間距離。
目の前で急ブレーキを踏まれても、急制動の訓練を行っていた事。
そしてなにより、急制動からの旋回の訓練を行っていた事。
そのぞれの訓練を自分が所有するバイクで全開走行で行っていたので、それより低い速度域、状況だと心に余裕が生まれる。
その心の余裕が考える余裕を生み、対処方法の選択肢が増え、何回も反復して体に叩き込んだ技術が選択肢として実践できる。
それぞれが組み合わされて、
前の車が急ブレーキ。
↓
車の手前で止まれるように急制動。
↓
止まりきれない場合、急制動からの急旋回。
↓
心に余裕があるので、落ち着いて考えられる。
こんな感じになったのでしょうか??
今回は、手前で止まれましたけど、万が一の場合はアクセルを開けてでも左右どちらかに避けなくてはいけない状況もあったかもしれません。
でも、そんな難しい事出来ないよとお嘆きのアナタ安心して下さい、履いてますよ(古ッ)
いやいや、始まりますよ春からグッドライダーミーティングが…。
大分県二輪車普及安全協会(Face Book)、グッドライダーミーティング大分をチェックしておくともう少ししたら開催日程が発表される予定です。
あんな運転した車が悪い、ウインカーも出さないで曲がって、右直の場合は直進車が優先だから俺が優先だ、等々御意見は多数あると思います。
ですが、自分が正しいと思って行動したとしても、相手に自分の正義と共通の認識がなかったら??
最悪、死亡事故ですよ。
何が正しいかなんて、警察や裁判所に任せておけば良いんです。
大切なのは、どう安全に運転するか。
いかに早く危険を察知できるか。
俺は上手いから大丈夫、私はゆっくり運転するから大丈夫、自分はそこまで上手くないから自信がない、そんなあなた方こそ受講すべきなのです。
安全運転は、ます意識から。
正しい知識と意識を身につけるチャンスを掴みませんか??
自分が危ない目にあって、なぜか熱く語ってしまったおっさんでした。