1月は馬鹿みたいにコース走行に行っていたのに、最近オフ活出来ていない大分県で二輪車安全運転指導員をしているおっさんです。
さてさて、バラしておいてほったらかしだった、マイスイートポニー号('03YZ125)の色々バラした物を復旧してきました。
まだ4月だと言うのに「夏日かっ!!」とツッコミたくなるような陽気の元、AN師匠の工場へ行って作業をしてきました。
まずは、外していたシリンダーに付属しているYPVSのバルブ部分の清掃。
(家に持って帰っていたんだから、それくらい掃除しておけよ。)
御開帳ぉ~っ。
墨汁のような未燃ガスと2stオイルの混じったベトベトしたヤ~ツがベットリ。
バルブを取り外す為に、クラッチハウジングからのアームを取り外します。
※前回折ってしまったから短いですが、ホントはシリンダーを外す時に外しておかないといけないヤツです。
ドライバーの先で指しているボルトを緩めす。
そのまま回すと、アームが折れていなかったら、アームに負荷がかかってそれこそ折れちゃうから、写真のように回転方向の下へ丁度良い幅の何かを挟みます。
※コレ、YSP大分社長が教えてくれました。
アームを外したら、ドライバーをあてているネジを外す。
取れた。
コレを取ったら、ピンがスルッと取れるかな?と思って引っ張るけどウンともスンとも動かない。
このネジも外さないと抜けない構造になっていました。
コレで、ピンは抜ける状態。
御覧の通り、スルッと抜けました。
こんな感じ。
六角のボルトを外して、抜こうとしてもカーボンやオイルで粘着力が強くなかなか抜けませんでした。
やっと抜けたYPVSのバルブ部分。
カーボンベッタリです。
最初は、カッターの刃の反対側で削ってましたが、最終的には、灯油とスチールウールで綺麗になりました。
取り外したのと逆の手順で組み上げていきます。
組む時は、2stオイルを塗りながら組んでいきます。
※部品注文に行った時にYSP大分の社長に組む時は4stオイルでも塗ればいいですか?と聞いたら、そこで使用されるオイルを使用してくださいとしごくごもっともなありがたい助言をいただきました。
ウォーターポンプのベアリング装着。
※この後、作業に集中し出して写真をあまり撮らなくなってくる。(汗)
反対側、インペラの下にあるシールですね。
今回このシールが悪くなってクーラントが漏れていた模様。
インペラ装着。
ウォーターポンプのシャフトは新替えです。
YPVSの作動タイミングを制御するガバナーのスプリング交換。
左が旧、右が新ですが、錆とか以外、長さ等に違いは感じませんでしたが、交換しました。
交換前の写真を撮り忘れましたが、スプリング上の平ワッシャーを1枚追加しています。
そのおかげで、スプリングを抑える力が強くなり、上部の抑えを取り付ける時に苦労しました。
このスプリングの強さが強くなると、回転が上がってもYPVSの低速側のバルブが高速側に変わりづらくなるそうなのですが、実際乗ってみないと違いは分かりませんね。
ピストン取り付け。
この時も2stオイルを塗布しながら取り付けましたよ。
復旧作業中に、この前バラした時に外していた綺麗なノックピンを見つけたので取り付けました。
写真右側です。
それと、アンダーガスケットを1枚追加で圧縮を下げ、気持ちトルクアップ???
シリンダー取り付け完了。
YPVS用アームを取り付けようとしたら、スプリングの固さが固くなったからか、アームを上げるのに写真のようにドライバーで少しコネないと動かない位固くなっていました。
アーム取り付けボルトを締め込む時も、外す時同様、回り過ぎないように何かを挟みます。
ラジエーター取り付けやチャンバー取り付けにも苦労しながら作業終了。
久々、ちゃんとした形になったポニー号。
シート上のホコリが、放置期間の長さを物語っていますね(涙)
やっと、復活したポニー号。
さーて、試運転と思いきや、ギアオイル持ってくるの忘れてた(汗)
お楽しみは、とっておいて今日はココまで。
慣らし運転&試運転はドコでいつしようかなぁ。