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とにかく車、単車、メカが好きです。 それと家族が大好き。 125ccのスクーター&オフ車でたまにツーリング&林道探索してます。 愛車は、 単車:台湾YAMAHA社製BW's125x&YAMAHA WR250R ブラジルYAMAHA社製XTZ125Eはドナドナされました。 車は:日産セレナ こんなおっさんですがよろしくです。

2017年8月31日木曜日

クラッチプレート交換やってみた


この前のエンデューロレースに出て闘志みなぎりつつも、身体中に謎の痛みが残りつつあるおっさんです。

さて、そのエンデューロレースにおける最大の敗因は、クラッチの焼き付きによる滑りでした。

この日は、その焼き付いてしまったクラッチプレートとフリクションディスクを交換しに、師匠の秘密基地に行ってきました。

クラッチプレートの交換って事でクランクケースカバーを外す為には、クラッチワイヤーが邪魔になるので、エンジン側のクラッチワイヤーを外し易くするためにクラッチレバーを外しました。(後で思えばレバーは外さなくても良かったかも)


レバーを外して…


ワイヤーを緩める。


外したついでにレースで転んだときに曲がって適当に直したけど、まだ若干曲がっていた気がするレバーをのしてみる。


なんとなく真っ直ぐになったかな。


それでは本題のクラッチプレートを交換すべくクランクケースカバーを締め付けているボルトを緩めていく。


と、その前にミッションオイルを抜いておかなければ。


写真中央のドレンボルトを緩める。


真っ黒なミッションオイルが出てきました。
と同時になんとも言えない焦げ臭いような匂いが。
モーター類が焼けた時の臭いに似ていました。


フリクションプレートが焼き付いた臭いになんだろうな。
それにしても、鼻につく嫌な臭いだった。


カパっとクランクケースカバー開放。


下の方にだいぶスラッヂが溜まっていました。


バラしていったときにパーツを置いておくトレイ的な物が無かったので自作。
工場内に転がっていたクーラントが入っていた容器をカッターで真っ二つ。


「また、つまらぬものを切ってしまった。」
中をウエスでキレイに拭いておきます。


クラッチプレートとフリクションディスクを押さえているカバーの5本の取り付けボルトを緩めます。


取り外したボルトと押さえのスプリング。
スプリングが白く焼けているような色になっていたけど大丈夫だったんだろうか???


ボルトとスプリングを外した状況。


押さえのカバーを外したら…


外側のフリクションディスクが見えてきました。


取り外して良くみると…


真っ黒焦げです。


クラッチプレートは???
良く分からないけど、新品注文して持ってきていたので交換します。


外側とは違う種類の中側のフリクションディスクトも真っ黒焦げです。
良く焼いたもんだ(汗)


1枚ずつ丁寧に外し、ついに全て外れました。


クラッチプレートとフリクションディスクを全て外した状況。


スラッヂがいっぱいだったので、本当はパーツクリーナーとかでキレイに洗浄したかったんですが、それをするならさらにバラさないといけなくなるので、ウエスで拭ける範囲はしっかり拭き取りました。


ではでは、新品さんを取り付けてまいりましょうか。


トレール車ではフリクションディスクは1種類だったりするのに、YZの場合は外側の2枚は種類が違いました。

クラッチプレートは全て同じです。


まずは外側のフリクションディスク。
取り付ける前にミッションオイルに浸します。


オイルが浸かると色が変わります。


装着。


クラッチプレートもミッションオイルに浸け込んでから…


装着。


そして中側のフリクションディスクもミッションオイルに浸け込んで…


しっかりオイルを吸い込んだら…


装着。
で、クラッチプレート、フリクションディスクを交互に入れていきます。


最後に2枚目の外側のフリクションディスクを装着して、プレート交換は終了。


カバー(もちろん洗浄しておきました。)を取り付けて…


スプリングとボルトを取り付けて…


締め付けていくと…
何か足りない???


洗浄した際、真ん中のリフターロッド?だけ別の所に置いていて、付けて復旧するの忘れてた(^∀^;)


外からは入らないよね(涙)
また、ボルトを緩めてカバーを外してリフターロッドを中に取り付けて復旧。


今回はバッチリ。
ボルトを締め付けていきます。


で、クランクカバーを取り付ける前にガスケット。
もちろん取り外した際にクランクケースカバーに付いていた古いガスケットはカッターでキレイに取り除きましたよ。


復旧後、余る予定のミッションオイルを少し入れスラッヂ洗浄の為にフラッシング。そしてオイル量を確認しつつミッションオイルを補給し終了。
後はレバーを復旧し、ワイヤーの張り加減の調整だけ。
と思いつつレバーの遊びを取ろうと調整ネジを回すが、レバーはスッカスカ。
何が悪かったんだ???

心当たりあり。

でも、その時点では調整の仕方が良くわかっていなかったので、補給したミッションオイルを一旦トレイにドレンして、クランクケースカバー開放。


結局写真真ん中のロッドを回せば良いだけだったんだよなぁ。


何の話?って感じですよね。
このリフターロッドのギザギザは…


クランクケースカバー内の例のロッドの先の歯車と連動しています。
レバーを動かし歯車を回し、リフターロッドを外側に引っ張る事でクラッチプレートとフリクションディスクに隙間を作りクラッチを切ると言う状況を作り出しているんです。

なので、クランクケースカバーを取り付けた際に、ロッドを回して、リフターロッドがクラッチカバーにあたるとこまで外に引っ張り出して置かないとクラッチレバー握っても空振りになるって事なんです。

ちょっと文章にして伝えるのは難しいんですけど、なんだかんだで、何とか問題ないように復旧は出来ました。


そして、この前の敗因ではありませんが、危うくエンジンブローさせてしまうかもしれなかったクーラント(エンジン冷却水)も交換すべくドレンしてみました。


容量1リットルに対してこの量。

500ccはあったかな?

そんだけ蒸気で大気に開放したんだろうな。

しっかりとクーラントも補充し、チェーンも洗浄、注油。

さてさて、次の出撃はいつにしようかな。

まずは、モトクロスコースでYZに慣れるための練習をしなくては。

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