2017年8月26日土曜日

初レースを終えてからの林道走行

初エンデューロレース参戦を果たしつつ、数え切れない多数の反省点を残し、悔しさの入り混じった闘志を燃やしているおっさんです。


先に記した通り、悔しさや闘志を燃やしていた私は、いつも通り儲けにはならないお客として、KTM大分によらせていただき、店長から現在の私が理解できる範囲内でのレースのノウハウ、ヒント等を教えて頂きました。

別日には、YSP大分のFM大分で「今日もバイク日和」に出演されているナルさんことYSP大分社長からもレースのノウハウ、ライン取り、アクセルワーク等教えて頂きました。


どちらの御意見も以前の自分だったら???が付く内容があったりしたと思うのですが、自分なりに順序をおって練習してきて、レースに参戦してみてから聞いてみると、今までより両名のおっしゃる内容が理解できるようになっていました。

まるでスピードスピードラーニングのCMのように、気が付いたら相手の言ってる事が理解できるようになっていたんです(笑)

御二人をバカにしている訳ではありませんし、御二人が私に英語で話しかけてきている訳でもありません。

私が相談させていただいた御二人は、モトクロス国際A級まで登りつめた方々。

自分の技量や経験が足りなかった時は、アドバイスと言うかお話を伺ってもレベルが違いすぎて、お話しの内容が理解できない事が多々ありました。

ですが、自分なりにオフロードの事を真剣に考えながら、どうしたら上手く、どうしたら楽しく走れるか考えながら走る努力をし、こうではないか?ああではないか?と自分なりに見付けた答えあわせをしにいくと、それにプラスした答えを出して下さり、次の課題を与えて下さいます。

その内容が、だんだんと自分の経験値も上がり理解出来るようになってきました。

当面の目標、「初レース参戦」が終わり、家族もほったらかしの休日が多かったので、今週末は休みだし、ここらでお父さんらしい事ちゃんとしとかないとと思っていた矢先…

このブログにコメントを下さり、知り合った(結果私の知り合いと色々と繋がっていたという。)goyanさんから週末走りに行きませんか?とのお誘い。

せっかく知り合って、年式は違えど同車種の所有者同士走らないわけにはいかないと、息子の部活がある土曜日の午前中に約束して走りに行く事にしました。


当日の朝は、小雨。

いつものように私は若干遅刻気味で集合場所に到着。

まずは林間のガレ場セクションを抜け臼杵メジャーへと向かいます。

オフロードは25年振りとは言え、現役時代はエンデューロレース等参戦されていたgoyanさん、後ろに付かれた私へのプレッシャーはハンパなものではありません。

林道と言う公道ではありますが、私の走りを観察されているかと思うと一人で走るときよりフォーム等が気になります(汗)


臼杵メジャーを走っている最中は小雨でしたが、走り終えた途端に土砂降り。
しまいには、ゴロゴロ言い出す始末。

木の下で雨宿りしていましたが、びしょ濡れになるくらい降ってきました。


近くのグラウンドに東屋があったので避難。
右:バルシャーク号(XTZ125Eブラジル仕様)、左:goyan号(XTZ125E中国仕様)


2時間位雨宿りしていたでしょうか???(笑)

雨宿りしながらも、オフロード談義に花が咲き辛い時間ではありませんでした。

雨が小康状態になったので、野津メジャーへ移動。

この際、goyanさんのXTZと乗り換えたのですが、同じ車両なのに、何だかフワフワして接地感がない(驚)

まるで、オンロードバイクしか知らなかった時にオフロードバイクに乗り換えた時の様なフワフワ感。

他人様のバイクでもあるし、何だか上手く乗り切れませんでした。

野津メジャー入口で、それぞれ自分のバイクに戻すときにその話をgoyanさんにしてみると、アルミリムに交換しているからではないか?との事。

こんなに感覚が変わるのか!!!と驚かされつつ、純正鉄チンリムどんだけ重いんだよとも思いました(笑)

ですが、乗りなれた鉄チンリムで野津メジャーに入ると、安心の安定感。

しっかりと地に足着いている感じがします。
(「人は、土から離れては生きられない。」ってシータも言ってたし。)

慣れだとは思いますが、今の自分はまだまだ鉄チンリムで十分です(笑)

野津メジャーも走っているときは、小雨でしたが、走り終えたら土砂降り。

舗装路を移動中は濡れたウエアに風が当たり寒いくらいだったのに、林道に入ると身体が温まり丁度良い位になっていました。



また、しばらく雨宿り。

新旧XTZ125Eでの2ショット。

やっぱり新型のライト周り格好良いよなぁ、移植しようかなぁ。


帰りは、野津メジャー半分走って、臼杵メジャーに抜けて、臼杵メジャーを津久見方面まで抜けた後、旧国道を抜けて臼杵まで、途中コンビニでお昼食べてから、goyanさん行き着けのお店を紹介していただいたり、KTM大分さんへオジャマしたりして、帰宅。

帰宅後、洗車、洗濯、入浴した後、家族と外食。

帰ってリビングの床でゴロゴロTV見ていたら、気がついたら寝てました(汗)



今回の林道ツーリングは、レース参戦後&KTM大分店長、YSP大分社長という最強のアドバイザーの御指導を受けた後+後ろからのプレッシャーを受けながらの走りだったので、今までの中で最高の走りが出来ました。



ここで、私が教えていただき、自分なりに理解した内容を文章化してみました。


題して、おっさんが教えたい初心者の為のオフロードライディングテクニックVol.1

まずは目線。
今までの自分は、怖さから目の前の状況しか見えていませんでしたが、それより先に目線を送って、路面の状況、ライン、コーナーの繋ぎ方等を考えて走れるようになりました。

次にアクセルワーク。
バイク乗り、特にオフローダーは何かれば「アクセル開ければ良いんよ。」というアドバイスが多いと耳にしますし、実際自分も良く言われます。

ですが、理論や理屈に基づいて言われているとどうでしょう。
特に下りの場合、怖くてアクセルなんて開けられません。
下りは、怖いからエンブレを効かせてリアブレーキをひきずりながら降りて行く。
エンブレだけでもバイクは若干前荷重になります。
どんなに身体を後ろに引いていても下りなら前輪に荷重がかかりやすくなりますよね。
初心者にありがちなのは、そんな時にパニックになって前ブレーキを強めにかけちゃう事。

未舗装路、下り坂、前荷重、前輪ロック、ここまでの要素が出揃うと、転ぶしかないですよね。

そこで、ちょこっとアクセルを開けるです。

もちろん、身体は後ろにひいたまま、リアブレーキは怖ければひきずる程度で効かせておきましょう。

そして、アクセルをちょこっと、ほんのちょこっとで良いんです。
「ブオッ、ブオッ」と煽る程度。

それを定期的に繰り返します。

すると、後輪が回転する事により、バイクの前側を起こそうとするので、前荷重の状態から抜け出せます。

ここで、前荷重がなぜいけないか??

オンロード等の整備された路面では、前輪に荷重をかけて旋回する方が安定する場合もあります。

が、オフロードでは、未舗装路、特に岩がゴロゴロしているようなガレ場を走る場合があります。
その際、前荷重になりすぎていると、岩1つでも乗り上げると、その岩から前輪が落ちただけで、転倒です。

ですが、前荷重を抜いておくと、前輪が岩に乗り、落ちたとしても、ハンドルが軽く動くので、体勢を立て直し易いのです。


このアクセルワーク、コーナーリング時にも使えました。
腕のある方は、コーナーリング中は、オフロードでもアクセルをパーシャルとか、思い切ったラインで立ち上がりにアクセルをガバッと開けきれるかもしれませんが、初心者にはそうはいきません。

そこで、あの「ブオッ、ブオッ」の登場です。
開けすぎず、止めすぎず、自分の技量に合ったスピードで少しずつでよいので開けてみましょう。

結構安定しますよ。


あとは、以前にも書きましたが、1速高めのギアでコーナーに進入し、スピードを乗せて出て行くという事ですが、これは上記の目線、アクセルワークがあって上手くいくものだという事が、今回改めて分かりました。

他にも発見がありまりましたが、今回はここまで。

そして、私も諸先輩方に言われてきましたが、ライディングテクニックに正解なんてありません。
個人個人合うスタイル合わないスタイルがあると思います。
今回私が紹介したランディングテクニックは、私個人が自分に合ったスタイルとして会得しましたが、オフロードバイクをもう少し上手く乗りたいと思っている方におすそ分けしたいテクニックとして掲載させていただきました。

練習は、自分の技量にあった安全な場所で、自分の技量にあった安全なスピード、アクセル開度等で行って下さい。

私は、ライディングテクニックのヒントは掲載していますが、バイクを操縦するのはライダー本人です。
何かあった際の責任は、自分のバイクを操縦するライダーが負うものです。

このブログを参考にしていただき練習していただくのは、ありがたい事ですが、全ては自己責任のもと行い下さい。

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