2017年8月20日日曜日

初レース参戦(北九州エンデューロ、夏フェス2017.08.20)

北九州エンデューロ夏フェスでレース初参戦を果たし、楽しかった思い出を振り返りつつ、転倒した際の怪我を心配する日を過ごしていたおっさんです。


心配だった怪我の部位に関係する病院に行き、問題ない旨を伝えられ、今度は逆に丈夫な身体に産んでくれ、育ててくれた両親に感謝しつつ喜んでいます(笑)


さてさて、冒頭で若干ネタバレしてしてしまっていますが、人生初のレースというものに参戦してきました。

素人でも出られるクラスがあり当日エントリーも可能等々のメリットから、知り合った数名のオフローダーの方々に参戦をすすめられていました。

当初の予定では8月6日開催予定でしたが、台風接近のために20日に延期になりました。

最初は、知り合いになった方が参戦されるという事で、見学にでも行こうかと思っていましたが、20日に延びた事により、誘われたり薦められたりして、自分もその気になって当日エントリーする気マンマンで準備を進めてきました。

ただ、整備は終わったとはいえ、まだコースで一度も試走していない’03YZ125。

しかも、そのYZにまだ3回くらいしか乗っていない私。

燃料はどれくらい保つの??

色々なテストをしなくちゃいけなかったのに、とりあえず参加してみるかって感じの軽いのりでエントリー。

レースはそんなに甘くないですよね。

走ってみて、現実を思い知らされました(泣)

なんだかんだで、当日休みがあったバイク仲間の方がサポートスタッフとして同行してくれました。


週間天気予報では雨マークもチラホラ見えていましたが、レース当日はご覧のようにいい天気。


空の青さも山の緑も映えています。


まずは、暖気運転。
この時のゼッケン番号は、以前の方が付けていたもの。



当日エントリーを済ますと、172番のゼッケン番号をいただきましたので、黒色のビニールテープでゼッケン番号をペタペタ。


前左右としっかり貼り付けます。


レース前のライダーズミーティングのアナウンスを聞き、初めての私(写真中央の白黒のウェア)はほぼ1番のりで、待ち構えますが、慣れている皆様はゆっくりと集合。



 初めての参戦なのに偉そうな態度で、主催者の方の説明を聞いていましたね(笑)



子供たちのレース終了後、スタート。
後ろの方でゆっくりとスタートしました。
赤いキャメルバック(給水用のタンクの入った小さいリュックのような物)を背負っています。


お子様の後ろを追いかけています(汗)


最初だけスタンディング(笑)


もう座ってる(笑)



写真で見ても分かるくらいのゆっくりペース(笑)



おっさん、後ろ!!!
追いつかれてる(笑)



もうすでに疲れていたのかな???



とりあえず1周は走りました。

コースの状況としましては、ライダーズミーティングでも言われていたのですが、パドックとして使われていた広場の状況と違い、まあヌタヌタ、チュルチュル、ガレガレ、楽しいとしか言いようのないコースでした。

私的に感じた、特別なお楽しみコースは、コース中盤に設けられた、赤土の壁を一気に駆け上がらないといけないトコと3~4m位ある傾斜の急な(ほぼ崖)の下りでした。

トライアルコースや由布市防災ボランティアバイク隊の訓練で急な斜面の下りはなれていたので、何の躊躇もなく降りられました。

この1周目では、自分でも驚くくらい簡単に降りる事ができ、スタッフの方も拍手して下さいました。(みんなにしていたのかも知れませんが(汗))


1周走りきったので、自信がつき2周目に挑みました。

んで、この写真2周目だと思うですけど、1周目の時よりウェアは汚れているし、何よりヘルメットが汚れている。

何が起きたかと言うと…

例の崖セクションで、1周目上手くいったもんだから、2周目は何も考えずに一気に下りました。

すると…

気がついたら、地面と空が逆転して、脳天に激しい痛み、その後首に自分の身体の体重がかかったのが分かりました。

フラフラと立ち上がると、スタッフの方から

「自分のバイクやろ、早く起こさんと。」

と急かされます。

その時は、もうちょっと優しくしてくれてもいいやん、と思いましたが、コース上では後続車両が待っている、レースを運営する側としては、そういった流れをつくるのが当然ですよね。

何とか2周目を走りきる。

ただ、2周目の途中からクーラント(エンジン冷却水)が漏れたときの嫌な匂いがいていたし、その後も激しめにスロットルを回すと、車体の下から白い蒸気がモクモクと上がってきました。

オーバーヒートか???と一抹の不安をかかえつつ、エンジンはまだ動くので走り続ける。

ガレ場で、半クラを使いスロットルをガンガン回す。

すると、スロットルを回してもタイヤが回らない。

ん?????

色々するけど、バイクが進まない。

クラッチが完全に滑ってる(涙)

モトクロッサーの動きはスロットルワークに過敏に反応するため、1速高めのギアで走り続けていて、半クラでごまかしていた運転の仕方が悪かったみたい。

しかも、ラインも悪く岩でスタックするラインを通ったり、考えてみればオーバーヒートやクラッチの滑る走りをしていたかもしれない。

クラッチが滑ってしまっては、どうしようもないし、登りが続くコース、無駄な体力使って熱中症になってもつまらんので、YZをコースの端に寄せ、レース観戦(笑)

帰りたくても逆走になるから、危ない。

自分がどこにいるかも分からないので、このままパドックに下りてまた上がってくるのに大変なトコだったら大変だと思い、レースが終わるまで、レース観戦してました。

そんな時に師匠がちょこっと顔を出してくれていたそうですが、御心配だけおかけしてしまいました。

マーシャルの方や選手の一部の方もお声かけしてくださったり、ありがたいことでした。

レース終了後、下りなのでニュートラルでYZに乗って下り、パドックに戻りました。

降りてみたら意外に近いトコで休んでいたようでした(汗)


ほぼ、2時間チョイ森の中で休んでいたから、全然疲れてない(笑)

首に付けているネックブレスとヘルメットのおかげで、キンニクドライバーかけられたみたいに落ちたのにほぼ痛みなく済みました。

ちなみにこの商品Gear Change Worldさんで購入しています。

チーム名をGear Change Worldで出走したのに、お役に立てずに申し訳ございません(泣)
気持ちだけは、Gear Change World所属ライダーです(笑)


レース終了後の表彰式。

結果は3時間で2周、23名参加したのんびりクラスでは、4名同着の19位でした(涙)

不甲斐ない結果ではありましたが、とりあえず初レース参戦は出来たので良しとします。

あとは上がるしかないんですから(笑)


しかし、不思議なもんです。

学生時代はオンロードバイクで峠を攻めていたのに、今ではホントの山の中を走ってる(笑)


今の私がこうなれたのも、YSP大分さんがバルシャーク号(XTZ125E)を薦めてくれて、イベントでオフロードバイクの楽しさ、基礎技術を教えて下さったのがきっかけですね。

それからバルパンサー号(WR250R)を購入。

その後は、Gear Change Worldというお店との運命の出会い。

ここの店長から本当の林道の楽しさ、オフロードのより上の楽しみ方、YZ復活計画の薦め、そして今回のレース参戦への後押しもしていただきました。

そして忘れてはいけないのが、師匠ですね。

今回の車両整備を指導して下さったのはもちろんの事、長年グッドライダーミーティングでライディングスキルを叩き込んで下さったり、トライアル場で稽古をつけて下さったりしていたので、今回の崖も何の躊躇もなく降りられました。(失敗もありましたが)

エンデューロの知識、技術に関してはKTM大分の店長にも色々と御教示いただきました。

由布市防災ボランティアバイク隊の訓練に参加させていただいた事も大いに役立っています。

もちろん今回サポートスタッフとして参加してくださった方にも感謝です。

その他にも、オフロードバイクを通じて沢山の親切な人々に助けられて、自分はここまでやってこれていると思います。

初レース参戦ではありましたが、コレは自分一人での力ではなく、色々な方々と関わり合い、影響し合う事で得た1つの結果であると思います。

何だか卒業式みたいな雰囲気になってしまいましたが、とりあえずレース参戦前の自分から卒業ですね(笑)

これからは、草レースとはいえレーサーとしてもう1つ上のステージに上がって行きたいと思います。

最終目標は勝つ事ですが、まずは楽しみながら、少しずつでもライディングスキルを上げていくぞ!!!

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