2020年10月23日金曜日

バイバイもこちゃん

 いつもは楽しいネタだけ投稿する事にしているのですが、今回だけはわが家の記録として留めておきたいので悲しいお話。


タイトルから分かるように、わが家のアイドルであったトイプードルの「もこちゃん」が2020(令和2)年10月22日に、10歳10ヶ月生き抜き、この世を去りました。



まるで眠っているよう。

待っていたらいつものようにムクッと起き上がって、私の顔を愛らしく舐めてくれたり…

そうはならないみたいです。

この子がわが家に来たときの話は、コチラ

この時は、私の手の上に乗るくらい小さくてホントに可愛いかった。

そして、そのまま私の中ではずーっと可愛いままの「もこちゃん」でした。

最初のシツケが良かったのか、家の外の人間には良く吠える素晴らしい番犬で、私たちには甘えたり、ワガママいったり、と言った吠え方はせずいつも居るのか居ないのか分からない位静かに家の中にいました。

人を決して噛むことはせず、食事中に手を出されても怒る事もない。

どこに出しても恥ずかしくない子。


私が小学校にまだ入る前だったか?実家で雑種の犬を飼うことになりました。

その頃の私は幼かったですし、犬の面倒なんてちゃんと見ることもせず、誰が面倒見ていたのかも記憶にありません。

あまり長い年月を経たずにその子は逝ってしまいました。

悲しかった気がしますが、幼い記憶で良く憶えていません。

父はその時以来が2度と悲しい別れをしたくないと犬を飼ってくれませんでした。

それでも私は犬が大好きでした。

その後、拾ってきた犬を飼おうとしたけど反対されて、お隣さんが飼ってくれることになり、隣の犬なのに良く遊びに行っていました。

それでもやはり、よそ様のペット。

学生時代にはハムスターは飼いました。

可愛いのは可愛かったですが、犬のように懐くとかそう言うのがなかったですね。



そして、結婚し子供ができ家を建ててと良くある家族の物語の流れで、私の人生初、自分の意思でちゃんと犬を飼うことになりました。


その時の犬が「もこちゃん」です。

私も犬が好きだったとは言え、飼い主初心者。

「もこちゃん」を飼いだしてしばらくしてから散歩を面倒くさがったり、粗相をしてしまった時に怒ったり、ダメな飼い主の時もありました。

改心して「もこちゃん」を誉めて伸ばし出したら、色々とちゃんと出来るし、私の事も怖いから言うことを聞くのではなく、何かあれば私の横に寄り添うようになっていました。

私がリビングの床で寝転びながら肘をついてテレビを見ていると決まって私の背中に触れるか触れないかの距離で身体を丸めて眠っていて、私が少し仰向けになろうもんなら私の身体で押し潰しそうになった事が何回あったか。

ソファーに座っていたら、私の太ももと肘おきの狭い隙間に潜り込んできたり。

お布団では、私より大きなイビキをかきながら寝ていたり。

散歩がとにかく好きだったなぁ。

私と行くときは、私がゆっくり付き合ってあげるから、私の顔色見ながら後ちょっとだけ、もう少しって遠回りしていっぱい色んな匂いを嗅いで、一生懸命マーキングしてた。

自分が先走れば首輪が首に食い込むのに、そんなの構うかって位グイグイ進んでゲホゲホ言いながら歩いたり。

「もこちゃん」との思い出は楽しかった事ばかり。


広い原っぱに行ってリードを外しても私の近くから離れきらなかった可愛い「もこちゃん」。

魂が解放されて自由になれたら色んな所に行けば良いんだけどな。

それでも私から離れきらないなら、ずっと私の事を見ていて欲しい。


今でもドアを開けたら「もこちゃん」が尻尾を振って待っていてくれないか?

家の中の門を曲がると「もこちゃん」の影がチラつきます。

もう動かないはずなのにね。

明日2020(令和2)年10月24日に「もこちゃん」を火葬してほんとのお別れです。

庭に散骨してあげる予定です。

金木犀の木の下に散骨しようかな?

そしたら、金木犀の花が薫る頃「もこちゃん」を思い出せるからね。

思い出ばかり語っても「もこちゃん」は生き返らないけど、心の中で生き続けてくれるはず。

逢いたいよ、抱っこしたいよ、ペロペロして欲しいよ。



バイバイもこちゃん

4 件のコメント:

  1. お悔やみ申し上げます。
    うちの猫たちもいづれ別れの時が来ると思うと
    同じ気持ちになると思います。

    わんこも感情表現が豊かだから
    家族の場を和ませるアイドルとして
    偉大な存在だったと想像できます。

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    1. Zさん
      ありがとうございます。

      やはり形として姿があったら、その生前と変わらない姿を見るたびに、ずっと切ないままでしたが、良くも悪くも火葬をしたら気持ちの整理がつきました。

      お互い生き物を預かった者としてお別れしてからも大切に想い続ける事が出来れば良いですね。

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  2. 昨日車の中で、もこちゃんの話を聞いた時、

    今うちで飼っているトイプーのトパーズが脳裏に浮かびました。

    ももちゃんはとても幸せだったと思います。

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    1. kazuさん
      ありがとうございます(^-^)

      生き物(命)を飼う事の大切さを改めて感じました。

      ペットとは動物とはいえ、一定の期間を共に過ごしたらやっぱり家族なんですよね。

      出来ていなかった私が偉そうに言うのもなんですが、パーズちゃんとの残りの期間を大切にお過ごし下さい(* ´ ▽ ` *)

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