2019年3月12日火曜日

ポンコツポニー号('03YZ125)のシリンダーとピストン外してみた。

先日は、激しい雨に打たれながら、長崎県までお寺&お墓参りに行って「やっぱり、長崎は今日も雨だったな。」とつまらん事を考えていた、大分県で二輪車安全運転指導員をいているおっさんです。

そんな旅行???の翌日。

中学校を卒業はしたものの、県立高校の受験が控えていて、受験についての説明会から帰ってきた息子を入試直前の最終調整の為に塾に送り出した後、お父さんは自分の車両の整備に向かいました。


その前に腹ごしらえ。


YSP大分の上島さんがFaceBookでおススメしていたチャンポンやホルモン丼を出しているお店に行くつもりでしたが、この日はあいにく休み。

AN師匠に電話してみたところ、このお蕎麦やさんもおススメと言われ入ってみました。
ただ、御主人が体調不良の為、今月で店じまいなのだとか。


おススメメニューにあった、なめこおろし蕎麦をいただきました。
そうこうしていたら、AN師匠も来店し一緒に昼食。

店員さんも優しく、お蕎麦も美味しかったけど、閉店されるのは残念ですね。





この前、ウォーターポンプをバラ(開放)してからの再会ですが、こんなにバラしてたっけ??
(ちなみに、ポニーのフロントタイヤに付いているスタンドはトライアルバイクの整備用のリアタイヤをハメる為のスタンドだそうですが、モトクロッサータイプはリアタイヤが外に張り出しているので、ハマらないけどフロントタイヤで綺麗に直立しました。)

実は、前回のブログを見てくれたKB一家のIM氏からピストン交換を薦められ交換する事にしたのですが、サイズが分からない。


YSP大分の上島さんに部品注文をする際に、ピストンが何種類かあるけど、どれを頼んで良いか分からないと相談したところ、「こんな感じで、シリンダーかピストンにサイズが表示されているハズです。」と連絡があり、手元に車両が無い私は、手が開いた時に調べておいて下さいとAN師匠に頼んでいたのですが、車両が古すぎて、シリンダーの印刷が消えていて、シリンダーヘッドを開放してピストン上部も見て下さったらしいのですが、表示がありませんでした。



つー事で、今回はシリンダーも開放して、ピストンの計測してみるつもりで、AN師匠の工場へ来ました。


シリンダー外すのに、左側のラジエーター外すだけで良いってネットで見ていたので、とりあえず左側のラジエーターを外します。


ちなみに、右側のラジエーターと繋がるホースのプラスドライバーの先の位置が折れ曲がっていたので、再度付ける時に折れが付かないように取り付けないと。


メガネレンチの先が示すトコに付いてたナットを緩め、その他むき出しのシリンダーをクランクケースの取り付けているナットを外します。


誰だっ、左のラジエーターだけ外せばシリンダー外れるって言ったヤツ。

ホースの取付部が当たって取れないじゃないか!!

上の写真、人差し指が指しているトコが引っ掛かって抜けません。


結局、右側のラジエーターも取り外して…


こんな感じ。


取ったどぉー!!


シリンダー内部。

ヘッド辺りの腐食とアタリ以外は綺麗なもんでした。


ピストンさん。

だいぶ吹き抜けてますねぇ。

IMさんアドバイスありがとう。

ですが、この後ピストンもシリンダーも計測するけど、マニュアルにあるようなサイズより小さい。

しかも手元にあるノギスは0.05mmまでしか計測出来ない。

磨耗もしてしまっているだろうし、ココではどうしようもないから、シリンダーとピストンを直接持ち込んでYSP大分で計測してもらう事にしました。


外したついでに、YPVSの中も見てみる事に。


墨汁のようなオイルがビッチョリ。

AN師匠にYPVSの理屈を講義していただき、また一つポニー号の事を深く知ることが出来ました。



そんなAN師匠の工場からYSP大分へ向かう途中。

エンデューロコースがモトクロスコースと別々に周回が出来るようになったと言っていた「テストコース今市」の様子を見に寄ってみました。


前日が雨で、若干ぬかるんではいましたが、ポニー号とシンコータイヤの組み合わせなら余裕ですね。

エンジンとウォーターポンプさえ組み上がれば(泣)


噂のエンデューロコース最終コーナー(この先左側を上がればピットエリアに戻ります。)なんですが、二股です。


分岐、右側の先はこんな感じ。


同じ地点で振り返ったくらいの目線。


同じ位置で真横向いた目線。

なんだか、森が切り開かれて作業林道の様な?コースのような?

どこまでコースとして使えるようになるのでしょう?

そして、いつまで無料で遊ばせて下さるのでしょう?

色々と興味や疑問が沸いてきましたが、この日は平日でどなたもいらっしゃらなかったので、答えは闇の中です(笑)


入口から入ってきて向かって左側のスペースは砕石を敷いて下さっていて以前の泥でヌチャヌチャの時より駐車スペースとして快適な気がします。


コースまでの道も舗装はされていませんが、細かい砕石も散りばめられ、普通乗用車でも走り易くなっています。


入口の看板も、竹田側からも大分側からも見え易く設置されていました。

テストコース今市に行った事ない知人から私の元に、場所についての問い合わせが何回かあり、その都度グーグルマップの地図情報を送ったりしていたので、これで道に迷う人も激減するでしょうね。



なんだかんだで、YSP大分に到着し、社長に経緯を話しピストンとシリンダーを見ていただきました。

元モトクロス国際A級の出した答えは、「表示が無いと分からない。」

ですよねぇ(涙)

ですが、ピストンもシリンダーも磨耗しているから、多少大きなサイズでも入ると思うという事と、社長のモトクロス人生の経験の中で、前期の表にあったサイズのAとDは見たことないとの事、そこからCのサイズで大丈夫でしょうとのアドバイスを受けました。

実際、社長も経験済みの知識のようで、それ以外には安パイで小さいサイズいくかリングだけ交換になりますが、せっかくココまで開放したからチャレンジしてみようって事になりました。

後は、パーツ届くまでオアズケ。


そんな話も終わり、お客さん友達のもくしゅんさんと話していた時、背後から怪しげなシートを2枚持った人が近付いてきて、「コレをお渡ししますから、ハッシュタグを付けてSNSに投稿して下さい。」とステッカーを渡されました。

えっ?それって、そのステッカー欲しい人が投稿するから下さいってヤツでしょ?と思って口に出すも、ニコニコと手渡されるだけ(汗)



まあ、せっかくくれるって言うんだから貰っとこうか。

じゃあ、ハッシュタグ付けて投稿する用で写真撮って下さいと言って撮ってもらった写真。

#YSP大分

ココで、ハッシュタグ付けて意味あるのかな???


帰ってからも、ネタの為にアドベンチャー風WR250Rのバルパンサー号とステッカーをパシャリ。

フラれた仕事は、キッチリこなしたいタイプなので、YSP大分さんの帰り道にじっくりとネタを考え込んでSNSに投稿したそうな。

気になる方は、(いないと思うけど)FaceBook等で#YSP大分で検索したらこの写真を使った下らないネタが上がっていると思います。

2019年3月6日水曜日

ポンコツポニー号('03YZ125)のウォーターポンプバラして(開放)してみた。

先日のオンタイムエンデューロ体験会以来オフロード健康法を実施出来ていないので、最近元気がない???大分県で二輪車安全運転指導員をしているおっさんです。


さてさて、そのオンタイムエンデューロ体験会以来走れなかったのには理由があるんです。

体験会が終わった後に、洗車まではしないけど、ポニー号を倒しポニー号に付いた泥を落としていた時の事。


写真中央のウォーターポンプの…


下側、写真で言うところの真ん中辺りに穴が開いているのですが…


コレなら見えるかな?

この穴から、クーラント液(エンジン冷却水)が漏れているのが見えました。

ウォーターポンプのシールが逝ってしまったかな????

体験会の前日に万が一と思ってラジエーターのキャップを開けたところ、クーラント液がまあまあ減っていたので補充していました。

ガレージでも、車両の下に水が溜まっていたけど、黒いマット敷いていたので色までは分からなかったですが、漏れていたんでしょうねぇ。

そんな漏れを見つけたからには、余裕ぶっこいてポニー号のエンジンをブン回せません。



って、事で、体験会後に久々登場ですが、AN師匠の元でバラしてみようかと思い連絡してみつつ、セレナにポニー号積むのも面倒だなぁといった感じでお話したところ、市内に出てくる用があるとかで、軽トラで引き取りに来て下さいました。

引き取りに来ていただいてからだいぶ時間が経ってしまいましたが、本日とりあえず状況を見るためにAN師匠の工場までポニー号のウォーターポンプ周りをバラしに行ってきました。


久々に見た、愛しのわがポニー号。

ん???

体験会直後の時より、綺麗じゃない???

もしかして、AN師匠洗車してくれてる???

感謝感謝やなぁ(涙)



そんなAN師匠は不在でしたが、とりあえず作業開始。


ウォーターポンプカバー下部にあるドレンボルトを外してクーラント液を抜きます。
(写真のプラスドライバーの先端が指しているところ。)


ウォーターポンプカバーのボルトを外します。

ボルトの長さがバラバラで後で分からなくなっちゃいそうだったので、取り付けてあった位置関係通りに置いていきます。


カバーを外した所。



パーツリストではこんな感じで載っています。
この図面で言うと6番のシールからクーラント液が漏れ出していたんでしょうねぇ。



クランクケースカバーを外す為に、ギアオイル(ミッションオイル)を抜きます。

途中写真を撮り忘れていましたが、キックペダル、チャンバー、クラッチワイヤー等を外して、ブレーキペダルの取り付け部を外してズラしておきます。


チャンバーを外したついでに、ピストンの状態をチェック。

リング下に黒いの付いているけど大丈夫かなぁ???

AN師匠的には大丈夫じゃない???との事。

まぁ、私も乗っていて今のところパワーダウン感も感じないし、キックの時も圧縮抜けの感じも無いので大丈夫かなぁ???

誰か詳しい方、この状況見てなんか問題あったら教えてください(笑)




ちなみに、外したチャンバーにカーボン付いていないかチェックしていたAN師匠。

思ったより付いていなかったとの事。

良く回している証拠だと言って下さいました。(喜)



クランクケースカバーのボルトを全部外せばカバーが取れるかと思っていたけど、写真のカバー(YPVSかな??)も外さないと取れないという事が今回分かりました。(汗)

ついでに、この中のニョキッと出ているアームの上の取り付け部を外しておけば良かったんだけどなぁ(涙)


これが、パーツリスト。

33番のパッキンがクランクケースカバーと友締めになっていて、このカバーを外さないと取れないようになっていました。

他にも理由があったのは、後で分かりましたが。


結局取り付け部外さないで、なんだかんだやっていたら、途中で折れちゃった(泣)

だから、ここのカバーちゃんと開けて、上のボルトも外さないといけなかったんだよねぇ。

AN師匠もそう言ってくれていたけど、「イケルイケルダイジョウブ」精神でいった所逝ってしまいました(笑)





折れたパーツをパーツリストで探したところありました。

ただし、お値段が今回交換しようとしているウォーターポンプ周りのパーツ代全部合わせた値段くらい(驚)

まぁ、AN師匠の助言も聞かず暴走した自分の勉強代と思ったら安いもんかな(涙)


 折れたアームのクランクケース側。


ちなみに、このアームの先のベアリングがあるところに、こんなガバナーが付いていました。
(下側がカバー外側(ベアリング側)に挿入される。)

下の皿にウェイトボール???が入っていて上のギアがクランク軸からの回転を拾いクランクの回転に合わせて軸が上下して、例のアームを動かし、排気デバイスをどうにかして、低回転のトルク不足を補っているんでしょうねぇ。(細かい機構は良く分からない。)



それはそれとして、今回の本命は、コイツ。

ポンプのインペラは問題無さそうだったのですが、軸にアタリというかしっかり溝が出来ていたし、何よりシール周辺が錆付いてましたね。

コイツも交換かな。


って、事で今回交換しなくちゃいけなさそうな主要なパーツ。

他にもガスケットやノックピンも注文かな。


帰る前に、ボルトの取り付け位置とかも分からなくなるから、とりあえず仮止めだけして帰宅しました。

これじゃ、しばらくレース出られんな。

バルシャーク号(XTZ125E)と言う秘蔵っこがあるけど、アイツを出すのはよっぽどの時だな。

まずは、パーツの発注せんと。