2023年10月29日日曜日

3年ぶりにKRS(柏秀樹ライディングスクール)in雲仙へ行って来たっ!! 備忘録Vol.3(2023.10.29)

一日目の宿泊先の夜にKRS受講者の一部の皆様と柏さんとで懇親会を楽しみぐっすりと寝られた、大分県でボランティアの二輪車安全運転指導員をしているフランシュシュ&永井真理子ファンのおっさんです。


そんなこんなで、KRS二日目の始まりです。


宿泊先からは、一日目の夜に同じ宿に一緒に宿泊された皆様と今回もKRSの立案者HT氏とその協力者MZ氏、お二人の案内で会場へ向かいます。


二日目は、一日目で要領を得た受講生の皆様で協力してテキパキと準備が進みます。


その中の方から「このままKRSが連日続けば準備の時間がどんどん短くなるんじゃない?(笑)」なんで冗談なども出るくらい皆さん手際が良くなっていました。



この日集まったバイクはこんな感じ。

一日目と同じ参加者の方々もいらっしゃいましが、レーサーレプリカ、ネイキッド、オフロード、モタード等々と今回も種類が様々でした。

一日目のブログでも書きましたが、柏さんがお伝えして下さる事は、どんなバイクでも共通する内容なので問題ないです。

ここからは、スクール二日目の内容です。

ここで書くスクールの内容は、あくまで私の備忘録であり、完全に柏さんの指導内容を再現している訳ではないので、悪しからず。

スクール開始
座学
まずは、座学からです。

この日だけ受講しに来られた方々もいらっしゃるので、一日目の復習をします。
・呼吸方法
・ハンドルの握り方
・上体の保持
等の説明があった後、上体の保持の詳しい説明として、身体を前に傾けた時の前荷重、上体を起こした時の後ろ荷重の説明もありました。

また、その際上体が前後に傾いたとしても視線は地面と平行のままとし、視界の確保の重要性も教えていただきました。

前後があれば、左右もあるとの事で、コーナリングの際、リーンウィズ状態よりは、リーンイン、リーンアウト等重心を左右にずらす方法を教えていただきました。
この時ももちろん視線は地面と平行です。

またこれら前後左右に身体を積極的に動かすことで、ライディングの慢性化を防止し、頭の活性化、眠気防止にも繋がるとの事でした。

これに呼吸法、ハンドルの握り方を加えれば、いつでも頭が冴えて運転できますね。

ちなみにハンドルグリップもフローティングという、ほぼほぼ軽く握る状態がベストのことで、これは掌が人間の「第二の脳」と呼ばれるほど繊細なセンサーであるので、リラックス状態でバイクを操作するためには、掌の力は常に抜いておきたいとのことです。


実践
・左右荷重
軽く会場である駐車場を周回した後に、左右荷重を確認するために、右回りの周回で直線を走る際に、わざとバイクを右側に傾斜させて、お尻をシートの左端に乗せておきバランスを取るようにリーンアウトのように身体を反対側に傾斜させつつバイクは真っすぐ走らせます。

その後、曲がるポイントに来たときにハンドルを保持していた力を抜くとバイクが傾斜しているのでセルフステアが働きバイクが曲がります。

曲がった先の直線で、同じことの繰り返しで、右荷重でのバイクの挙動を確認します。

もちろん、逆回りで左過重の練習も出来ます。


・クラッチ3兄弟、アクセル3兄弟、ブレーキ3兄弟
一日目でも行った発進、加速、減速、停止を丁寧に行う練習です。

この時は、前後の荷重を考えながら上体を傾けたり、上体の傾きに合わせて視線も地面と平行に保持するよう努めます。

・JFターン
こちらも一日目と同様に、発進、加速、減速旋回、停止を丁寧に行う練習を行います。

この時の旋回時に、左右方向の荷重のかけ方が役立ってきます。



・トライカーナ


トライカーナって何?って思われる方もいらっしゃるとは思いますが、上の写真のような長さ25m、幅15mの四角の角にパイロンを置き、左右の25m間隔のパイロンの真ん中に幅3mの間隔でパイロンを置いたコースを大きな8時を描くように周回する練習です。


図で示すとこんな感じ。

スタートした後、直線ではスロットルをしっかりと開け、角のパイロンに到達したら左旋回、立ち上がったらまた直線でしっかりと加速、上の図左上のパイロンで右旋回、立ち上がったら3m幅のパイロンの間を抜け上の図右上のパイロンを右旋回、立ち上がり加速、上の図左下のパイロンを左旋回後立ち上がりスタート位置に戻り1周、これを2周して交代。


このスクールの時の動画ではなく柏さんの公式チャンネルでトライカーナの紹介動画があったので貼り付けておきます。


今回は参加者が多かった為、3台一組で同時スタートとしました。

もちろん参加ライダーの皆様にはライディングスキルの差があるので、先行する車両が後続車両と交錯する位置で追い付いてしまった時にはその位置で停止するか速度を緩めて後続車両の通過を待つというルールで事故しないように周回。

周回後は先頭車両がコース外に退出し、あらかじめコース外に設置していた待機位置で待機していた車両がコースイン。

スタート位置の列の最後尾に付き、手を上げ先頭車両に合図、それに応え先頭車両が手を上げ3台同時スタート、これを繰り返して車両を入れ換えながら練習しました。

以前からグッドライダーミーティング等でトライカーナの練習は行ってきましたが、いつも減速後のタイトな旋回が苦手で気合いで曲がっていたところもありました。

ですが、今回はJFターンの練習をした直後だったので「トライカーナってJFターンの連続じゃん」って今さらながら気がつきました。

そう思って練習を開始したら、今までの経験と相まって面白いほど気持ち良く楽しくクルクルと回れます。

ちなみに、トライカーナの理想的なラインは下図黒線の通り。


赤点線が、慣れていないライダーが走ってしまう悪い例のラインです。

理想的なラインをトレース出来たら旋回以外の直線ではバイクは直立している状態でフル加速出来るので、加速、減速、旋回というバイクが走る上で重要な要素が全部詰まっているので、基礎練習としては完璧な練習です。

旋回方法は、リーンアウトを試してみたり、リーンインを試してみたりしましたが、結局はどちらのライディングフォームでもJFターンの基本を覚えた後ではどうということない問題でした。

何ならスタンディングでもクルクル回っちゃってました。

そして、調子のってきたらブレーキターンも混ぜてみたり。

とにかくJFターンを応用したトライカーナは、楽しすぎていつまでも回り続けていたいと思えました(笑)

これに今回学んだ前後左右の荷重をかけることによる加速G、減速G、旋回時の横G等、慣性力に対応したり、呼吸によるリラックスで今までにない位疲労感がありませんでした。

そんな楽しい午前中の練習は終わり、お昼のお弁当を食べ終わった頃、今回スクールに参加されていた北九州市のバイク屋さん「ダートバイクZIM 」の社長さんがデザートの差し入れを下さいました。

写真は撮り忘れましたが、とても美味しいアップルパイでした。


お店の名前だけ忘れないように箱の写真だけ撮っておきました。

いつかチャンスがあったら買いに行こうっと。


プチツーリング
そんな楽しい昼食後は、プチツーリング。

今回、柏さんから教えていただいた技術を全て試すツーリングです。

CKM、R1、L1も実践です。

ちなみにCKMとは、 センター・キープ・メソッドの略で、公道上を走る時に自分の走る車線の中央をトレースし続けて走るというもの。

ライディングで良く言われるアウト・イン・アウト等のような車線上をウロウロせず、ただひたすらに車線中央をトレースするというもの「何だそんな事」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、どんなに低速でもどんな速度が上がっても条件が同じとすると、意外に難しいんですよ。

R1、L1は、マスツーリング等で千鳥走行をする際に車線の左右どちらかを走行する際に道路右(Right) 端から1mのラインをトレース、道路左(Left)端から1mのラインをトレースしCKM 同様に走る方法です。

他にも長い下り坂で、ギアをニュートラルに入れて丁寧なフロントブレーキ操作で走り続ける。
(この際は、フロントブレーキをかけた際にフロント側に荷重がかかることを感じて意識する)
※この練習は、全員に課された課題ではなく、一日目の夜の懇親会でこんなのやりたいとおっしゃっていた柏さんの言葉を勝手に実践していただけです。

そんな色々な走りを試しながらスクールの会場である「みずほ すこやかランドふれあい会館駐車場」から「雲仙お山の情報館」までを往復しました。

プチツーリングから帰った後は、午前中習った各練習の復習をそれぞれ個人で行いました。

私も色々と遊んだり、教えられる範囲で他の受講生にアドバイスしたりしていました。

最後の最後で、駐車場の海側、松林の土手で一日目に柏さんから教わっていた土手にバイクが登り始めた所で一旦車両を停止し、クラッチ3兄弟を利用しリアタイヤを空転させずにグリップさせて土手を登るという練習をしていたら、登っている途中でエンスト、バイクは後ろ向きに下がり、慌ててブレーキをかけたら転倒、後頭部を打ってしまいました。

特に異常はありませんでしたが、いつもながら調子にのっていると最後の最後でやっちまう癖はまだまだ治らないようです。

最後は、柏さんから受講生一人一人にカルテと呼ばれるシートを手渡してもらいつつアドバイスをいただいてスクールは終了です。

片付けももちろん受講生の皆さんの協力でサクサクと終わりました。

最後にKRSの立案者HT氏とその協力者MZ氏やら有志数名と共に喫茶店で打ち上げを行い解散。

とても楽しい二日間でした。



楽しかった後は、九州の西の果ての島原から九州の東の果ての大分まで帰らなくてはいけません。

ただ普通に帰るだけでは面白くないので、愛しの佐賀県経由で帰りました。


まずは、6月に参戦しようと思っていたけど職場の異動に伴い仕事になってしまって参戦出来なかった「ガタリンピック」開催地である「道の駅 鹿島」へ立ち寄る。


フランシュシュ0号、伝説の山田たえちゃんが描かれたマンホールを磨き上げておきました。

帰りが遅くなりそうなので、お店で食べずにコンビニで何か適当に買って車で食べながら帰ろうかと思って、道中のセブンイレブンへ立ち寄ってみると…


佐賀県では超有名な「ドライブイン鳥」の鳥めしおにぎりが売っていました。


ちゃっちゃと帰ろうかと先を急いでいたのですが、ゾンビランドサガ聖地巡礼でゾン友さんと立ち寄ったことのある道の駅が見えてきて…


「道の駅 しろいし」


こちらは、フランシュシュ3号、伝説の平成アイドル水野愛ちゃんが描かれたマンホールがあるので、ここでもマンホールを磨き上げておきました。

佐賀孝行を勝手にして、一路大分へ急ぎます。

車のドライビングポジションも以前のKRSで習っていたので、遠距離、長時間でも身体に変な負担はかからず帰れました。


日が変わった直後くらいに帰宅したのですが、3日ぶりの娘達は元気一杯。


久々の再会を楽しんで二泊三日の楽しかったKRS の良い締めくくりとなりました。

柏さんとの再会を楽しみにしつつ日々の通勤で復習をしていこうと思います。

2023年10月28日土曜日

3年ぶりにKRS(柏秀樹ライディングスクール)in雲仙へ行って来たっ!! 備忘録Vol.2(2023.10.28)

 柏さんと二人きりでの楽しい夜を一緒に過ごして、スクール当日気持ちよく目覚められた大分県でボランティアの二輪車安全運転指導員をしているフランシュシュ&永井真理子ファンのおっさんです。


さて、KRS一日目の始まりです。


宿泊先には、今回のKRSの立案者HT氏とその協力者MZ氏が朝からお迎えに来ていて下さり、お二人の案内で会場へ向かいます。



今回の会場は、コチラ

長崎県雲仙市「みずほ すこやかランド」

の外れの駐車場です。

駐車場の先には、有明海が一望でき景観も素敵な場所でした。

到着して、まず行ったのが、海風が舞い上げた砂が溜まった箇所の掃除です。

柏さんの指示でそこにいたメンバーで協力し合って対応しつつ、会場入りした方々にも協力していただきみんなで会場作りっ。

昼食の時に、季節がら運動会のようだと誰かがおっしゃっていましたが、こういった準備も子供の運動会の時に父兄で準備していたのを思い出します。

柏さんのスクールに参加されたメンバーの方々は「類は友を呼ぶ」のか皆さん協力的でスムーズに会場の準備は進みました。


で、この日集まったバイクはこんな感じ。

クルーザータイプ、レーサーレプリカ、ネイキッド、オフロード等々と種類も様々ですが、柏さんがお伝えして下さる事は、どんなバイクでも共通する内容なので関係ないですね。

皆さんが集まり切ったところで…

ここで書くスクールの内容は、あくまで私の備忘録であり、完全に柏さんの指導内容を再現している訳ではないので、悪しからず。

スクール開始
座学
まずは、座学からです。

指導内容を分割し、割愛すると
・呼吸方法
  緊張状態であると繊細な操作が出来ないので、5分もしくは5㎞に一回は、深呼吸をし心も身体もリラックスさせる。
  その方法として、鼻で3秒間息を吸い込み、口で7秒間息を吐き出す。
  その際、息を吸い込む時はバイクのハンドルグリップをしっかりと握り、腕の力を入れ方を上げる。
  息を吐くときは、ゆっくりと肩を落としつつ、ハンドルグリップを握った力も抜きながらハンドルグリップから掌を浮かせるように力を抜く。

・ハンドルの握り方
  掌の手首の付け根、小指側にある豆状骨という骨をバーエンドに当て肘を外に張ってオフロードライダーのようにハンドルを握る。
  教習所で習ったようなハンドルに対し腕を垂直に握り、肘を下げて乗ると、スロットルを全開にした際に、右肩が落ち姿勢が大きく変化するので、操作性が悪くなる。
  上記のような豆状骨をバーエンドに当てる握り方なら手首の動きだけで肘は下がらず上体の変化もほとんどなくバイクの動きにブレがなく操作性が良くなります。

・上体の保持
  バイクに座った際に骨盤を起こし普通に立っている時と同様の上体にする。
  その際背筋を伸ばすのではなく背骨は自然なS字状で自然な状態。
  大切なのは、骨盤が起きているかどうか。
  加速時は、この上体を前に傾けるだけで腰にかかる負担は大幅に減少される。
  
上記のような事は、とにかく身体に負担をかけずに楽に走れるので、練習量も増やせるというのが、ライディングスキルアップの為の準備と共に大切な理由となっているそうです。

この後、実践で行う練習方法の説明を受け、実際にバイクに乗車し練習です。

実践
ついにバイクに跨り実践か?と思いきやエンジンは始動しません。

座学で学んだハンドルの握り方、呼吸方法を実践し、バイクは動かさずに骨盤を起こした上体を加速時の状態時と見立てて前に傾ける。

この後のブレーキングの練習の為に、停止した際、自分の意志でどちらにバイクを傾けるかを決める為にバイクを垂直状態から若干傾けたい方向に傾けておく練習をしておく。

もう少し自分の意志で傾けたい場合は、逆操舵を利用する。

バイクは垂直状態であれば、傾けたい方向のバーエンドを押すとそっちの方向へバイクは傾くという現象を利用する。
(タイヤの進行方向とバイクの傾く方向が逆なので逆操舵と言う)

上記の身体さばきを利用したブレーキ操作の練習

ブレーキ練習
両足を出した状態でバイクを発進させ、時速10㎞位まで加速しフロントブレーキをジワッとかけて停止、その際車両が完全に停止してからあらかじめ右足か左足と決めておいた方の足を着く。

あらかじめ傾けておいて足を着く練習に慣れたら、逆操舵で足を着く練習もする。

両足を出しているし、低速なので転ぶ心配もなく安全に練習できるが、雑なブレーキングを行うと急激に車両が停止し自分が思った方向に足が着けなかったり、身体のバランスが崩れて落ち着いて止まれない。

両足を出しているのはメリットだけでなく、リアブレーキが踏めないのでバランスが取りにくく雑なフロントブレーキ操作ではバイクの動きがカクカクしてしまう。

クラッチ3兄弟、アクセル3兄弟、ブレーキ3兄弟
この3兄弟という呼び方は、柏さんオリジナルの呼び方です。
どの3兄弟もそれぞれの操作を3段階に分けて、長男、次男、三男と呼んでいます。

まずクラッチ3兄弟ですが、アイドリング状態でクラッチをゆっくりと繋いでいきバイクが動き始めた位置(時速1㎞:メーター表示で分からない場合は歩くより遅い程度の速力とする)の位置が長男、この位置で固定し、ある程度動き出したら時速3㎞で固定、この位置が次男、これも固定ししばらく動いたら時速5㎞で固定、この位置が三男、後はクラッチを完全に繋ぐ。

次にアクセル3兄弟、クラッチを完全に繋いでから、上体を前に傾け加速に備えつつスロットルをジワッと開ける、スロットルの遊びが取れ加速し始めた位置が長男、スロットル半開が次男、スロットル全開が三男、とし加速して時速20㎞位(この速度は自分のスキルに合わせて10㎞や30㎞とすることもある)になったらクラッチを切る。

最後にブレーキ3兄弟で、ブレーキレバーに指を添え、ブレーキパッドがブレーキローターに当たり始めた位置が長男、レバーを半分ほど握りこんだ位置が次男、完全に握りこんだ位置が三男とする。

ここで、車両が完全に停止したら、あらかじめ決めておいた方の足を着く。

地味な練習ではありますが、こういった繊細な操作を怠ると練習が速度域が上がった際に大きなミスに繋がり、ちょっとした雑な操作で事故や転倒に繋がりかねません。

私は、KRSの受講が3回目ということもあり、どれもそれなりに出来ていたので、柏さんから個人的な特別課題「停止の際にブレーキングを利用した車両のバック」を命ぜられました。

トライアルバイクに乗られるライダーの方々が競技中にされていることがあるのを見ていて、それなりにこうするのかな?と思ってはいましたが、実際やってみるとなかなか難しく少ししか下がれませんでした。

JFターン
クラッチ、アクセル、ブレーキ各3兄弟の操作を応用したUターンの方法です。

この方法は、Uターンが苦手なライダーの為に安心、安全にツーリング中でも道路でUターン出来るように柏さんが考えた方法だそうです。

Jは、Jの字を描くようなターン、Fはハンドルのフルロックを意味しそれらの頭文字を繋げてJFターンと呼ぶそうです。

そのJFターンの練習方法として、まずはシチュエーション作りです。

片道1車線の行動を想定して、他人に迷惑のかからない駐車場のような広い場所で、車線の左端いっぱいからスタートします。

中央線と見立てたパイロンを目指し旋回します。

さて、そのJFターンの練習方法ですが、まずは車線左端を想定した線上をクラッチ3兄弟を利用し発進、その後アクセル3兄弟で時速20㎞まで加速、中央線と見立てたパイロンが右に見えてきたらクラッチを切りブレーキ3兄弟の長男で固定し、バイクを右側に傾け旋回開始。
この際、慣れないうちは、両足をぶら下げたままで万が一の転倒に備える。

最初のうちはJの字を描くまでいかずとも中央線の位置で停止する練習を行う。
(最初のブレーキ練習に少しバイクの傾斜を加えた感じ)

慣れてきたら、バイクの傾斜を増していきブレーキ3兄弟長男の当たりだけでなく旋回によるタイヤの抵抗による減速を増す。

減速抵抗により転がったタイヤは、コインを転がした時のようなクロソイド曲線を描き曲率が変化していき回転半径が狭くなりつつセルフステアでハンドルが自然にフルロック状態になる。

フルロック状態になったバイクは、フロントタイヤの抵抗で自然に起き上がりつつ、逆操舵理論で左足を着けるように停止する。

この時の位置が、スタート地点から見るとJの字を書き終わった位置となる。

これを何回も同じように操作できるように練習する。

これがなれてきたら、停止した直後にクラッチ3兄弟で発進し、反対方向でまたJFターンの練習が出来る。

さらに慣れたら、ステップに足を乗せて練習し、停止時のみ左足を着く。

もっと慣れてきたら、スタンディングで練習する。

もっともっと慣れたら、スタンディングで旋回、停止後、スタンディング状態を維持し、クラッチ3兄弟で発進。

私は、ここまで練習できたので満足していたら、柏さんから「ターンをノーカウンターのブレーキターン」で行うよう特別課題をいただきました。

最初は、そんな恐ろしいこと出来るのかね???と思っていましたが、JFターンの旋回中の一番バンクの深い位置でリアブレーキをロックさせるとリアタイヤが滑りつつバイクが起き上がり面白いように安心、安全にブレーキターン出来ました。

まだまだ、ビビッてターンするキッカケの位置やブレーキの加減、スライド量、バイクの旋回角度等の調整に課題が残りますが、これはオフロードでも使えるテクニックなので、役立ちそうです。(って、3年前にも同じようなことしていた記憶があるんですけど完全に忘れていましたね)

てな感じで、最初の座学の正しい呼吸、姿勢のおかげもあり、特に疲れることもなく、ただただ楽しい時間を過ごす練習が1日中出来ました。

この後は、同じ宿泊先に泊まった受講生の方々と柏さんとの親睦会で楽しみ、1日目終了です。

2023年10月27日金曜日

3年ぶりにKRS(柏秀樹ライディングスクール)in雲仙へ行って来たっ!! 備忘録Vol.1(2023.10.27)

ごぶさたしております。

職場を異動したり、仕事以外では久々に弓道にハマり空き時間には撮り溜めたアニメを見る作業に追われ、ブログをずっとサボってきていた大分県でボランティアの二輪車安全運転指導員をしているフランシュシュ&永井真理子ファンのおっさんです。


そんな私も他人様の為と言うよりは自分の為の備忘録として、ブログを書かなければと思ったので、ホコリが被っていたノートPCを持ち出して、このブログに手を付けています。


そんな久々のブログを書くキッカケは、3年前???にお世話になった柏秀樹さんのライディングスクール略してKRSに行ってきたことです。

(その時のブログは、コチラ←をクリック)


最近、弓道の方に執心しすぎてオフロードバイクには乗らずSNSの投稿も控えていたら、皆さんに何かあったかと勘違いされていたりしている気がしたので、生存報告投稿をFacebookで行ったところ「お元気そうで何より、ところで…」みたいな流れで柏秀樹さんからメッセンジャーで今回、長崎県雲仙市で開催されたKRSのお誘いを直接オファーいただきましたので二つ返事でお受けいたしました。


今回のKRSは、東京から雲仙に移住したHT氏が東京在住時に受講したKRSを九州でも開催したいと移住先で知り合ったバイク仲間と柏さんに相談し会場やツーリングコース、宿泊先を準備して下さり実現したスクールです。


こういった方々がいて下さるおかげで、本来なら東京や関西まで行かなくてはいけないようなスクールを九州でも受けられる事が出来るんですよね。


ホント頭が下がります。


そんなスクールですが、同じ九州圏内
とはいえ九州の東の果ての大分県から九州の西の果てをさらに回り込んだ島原半島の雲仙へ向かうには距離がありますし時間もかかります。


当初は、当日の早朝から出発しようかと思っていましたが、前泊することにしました。



そして久々にわが家のトランポのセレナへバルパンサー号(WR250R)を積載しました。


午前中にガン検診を受け、その後に積み込み開始、何だかんだで15時過ぎに出発し、宿泊先「遊学の館」へ到着。

夕食時間である19時にギリギリ間に合いました。


先に到着していた柏さんと合流し、一緒に夕御飯を食べて、夜は23時過ぎまでバイク談義で盛り上がりました。


雑誌の記事だけでしか知らない柏さんのイメージとは違う、オフレコな話も聞けて楽しかったです。


ただ、それは悪い事ではなくバイクを愛し、バイクを乗る者を愛し、みんながバイクを安全にずっと乗り続けていくためにはどうすべきかを考えどう伝えれば良いかを続けている方なのだと感じました。


そんな雲仙の夜は更け明日のスクールへと続きます…