2020年10月26日月曜日

平尾雄彦フラットトラックライディングスクールに行ってきた(2020.10.25)

 私の周りの環境の物事が凄まじく進む中、良い事も悪い事も含めて前進し続ける大分県で二輪車安全運転指導員をしている永井真理子ファンのおっさんです。


そんなおっさんが今回行ってきたのは、コチラっ!!!



どちらっ????

いつもポニー号(03YZ125)とオフロード練習に使わせていただいている、テストコース今市。

しかし、この日は盛況。

レースでもあったのって?

いえいえ、ライディングスクールです。

しかも、フラットトラックと言う日本では聞き馴染みのないバイク競技。


そんなスクールに参加した車両はコチラっ!!!

またまたどちら??

奥の黄色のWR250R、久々バルパンサー号出動です。

手前のFTRは、見覚えが…

そう、北エンでいつも一緒に遊んでいただいているkazuさんです。

今回、フラットトラックスクールと聞きkazuさんも興味があったらしく、一緒に受講する運びとなりました。

だって、もともとFTRってこういう競技のバイクがモデルでしょっ!?

北エンで走っている方が不自然なハズなのに、最近では見慣れてしまっているという不思議(笑)

他にも久保一家特別顧問Mk氏も偶然なのか?必然なのか?お友達のSKさんと一緒に受講されていました。

しかも2日開催されている2日間とも。(1日目の前夜祭にも参加されていたとか。)


そんなスクールに参加した私の姿をkazuさんが撮って下さいました。

スクールの内容は、まずは座学、講師の平尾さん曰く基本的な単純な事をやるだけなんだけど奥が深いとの事。

ポイントは
・バイクの重心とライダーの重心をなるべく近付ける。(物理的に無理でも意識をする。)
 ちなみにバイクの重心はクランク軸の中心との事。
・バイクを曲げるのはハンドルではなく車体を傾けて曲がる。

これだけきいても???

ですよね。

これだけではなく、ちゃんと理屈や理論、実践的な事、写真や動画を見せて下さり、結果オンでもオフでも世界のトップライダーは皆さんフラットトラックの練習をされているんだとか。

色々と習った事は書けますが、それでも言葉じゃ足りないし、今までの概念を覆したり、自分が理解できない範疇の物事を受け入れられる広い心の持ち主でないと自分の物にはできないかと思われます。(私もまだまだ物には出来ていませんが。)

なにより、平尾さんがおっしゃっていましたが、辛く厳しい特訓的な練習ではなく、とても楽みながら練習というか遊べて、アメリカのライダーはトップライダーも一般ライダーも遊びの延長としてちょっと回れる場所があればそこがフラットトラックで遊べる場所として遊ぶのだとか。


練習の第1歩は、テストコース今市のフラットトラックコースを囲むように円形のアスファルト路面があるのですが、まずはその路面で超ショートトラックと見立てた旋回練習。

・アクセルオンで加速
・バイクを倒す直前までスロットルキープ
・バイクが寝始めたらスロットルオフ
・バイクが180度旋回するまで寝かし続ける
 (この時、最低セルフステア以上のハンドルは切らない。)
・バイクが180度旋回し終えたらバイクを起こしアクセルオン
※加速時の速度が足りないと慣性力が働かない為、バイクを寝かす事が出来ません。
 10km/h位でやるのであまり怖さもありませんでした。
 (と言いつつ、最初は遅すぎて結局普通のUターンになっていました。)


アスファルトの路面で基本的な動きを理解したら、土の路面でトラックまでいかない2本のパイロンの間をオーバル走行します。

写真は、いつもお世話になっている由布市災害ボランティアバイク隊の隊長が様子を見に来て、私の練習風景の写真を撮って下さいました。


アップめで見るとこんな感じ。

バイクと自身の重心を近付け、旋回時はハンドルをなるべく切らずにバイクを傾ける。

出来ていたつもりでも、まだまだバンク角が足りない気がする。
それとも加速時のスピードが足りないのか。


加速時は、ヤマケンさんの教えを忘れ加速Gに耐えるべく前傾になってしまっていました。

慣れてくると、時折スピードが乗った状態でバイクのフロントもリアもズルズルと滑りながら向きを変えハンドルを切らずにそのまま加速できるという事がほんとタマにありました。

路面は土だし、タイヤはロード向けのGP210なので、滑り出しが早く面白くてしょうがない。

面白いから走り続けていると、自分でも気が付かないうちに体力を消耗していました。
(全力で遊ぶ子供かっ!!!)


皆さんが土の路面に慣れた頃にコースの全部を利用したトラックをパイロンで仕切って下さり、本物よりは全然短いらしいですが、フラットトラックと言われるコースを走らせてもらいました。

コースが広くなると、アクセルオフのタイミングもアクセルオンのタイミングも違いましたが、基本的な考え方は同じです。


一緒に受講したMK氏。(真ん中の赤いジャージ)
レンタル車両のXR100Rです。


そんなMK氏の走行動画。
(スマホでこの動画を見られなかったらウェブバージョンでアクセス願います。)

これお借りしましたが、小さいし私が重いからWRの時より凄い寝かす事が出来て超面白かったですが、エンジン音がポニー号より悲惨だったので、すぐにお返ししました(笑)


kazuさんの走行シーン。

やっぱりFTRはフラットトラックが似合いますね。


そんなkazuさんの走行動画。

あれっ?FTRって2stでしたっけ?

白煙を巻き散らかして頑張っていました(笑)

動画はありませんが、私もオーバル走行を楽しみ、私なりになんとかコツを掴んだら後は楽しいばかり。

で、調子に乗ってスピード乗せてコーナーリングしていたら、スパーンと足元掬われ転びました。

その直後、嘲笑しながら通り過ぎる赤いジャージ。

後で話をしていると「派手なコケ方だったけど大丈夫???」って…

私「メチャクチャ笑ってたやないですか(笑)」

赤「えっ?笑ってた?」

私「嘲笑いながら走り去って行くのを聞き逃していませんよ。」

赤「笑ったつもりはないけどなぁ。」

なんて会話も楽しみながら遊んでいました。



その後は、T3だったかな???

ただのオーバルではなく、S字等を入れたちょこっと変則的なコースをパイロンで作り、フラットトラックの技術を応用出来るようにラインを考えながら走る練習をしました。


そんなコースの私の練習シーンをkazuさんが撮って下さっていました。


ライン取りも難しく、ギアの選択も悩み、ギクシャクどころか開けきれていません。

後半、ヒントはつかみかけたので、それが正解かどうかを確かめるためにまたスクールを受講せんといかんですね。


最後にコースをオーバルに戻し、フリー走行。

グッドライダーミーティングでも、走行会とかでもそうですし、オーバル練習始まったとこでもありましたが、ちょっとコツを掴んで調子に乗り始めた頃が危ないと思い、気持ちをセーブして走り、無事にスクールを終わらせるつもりでした。


そんなところ、主催者の平尾さんから模擬レースやりたい人??との質問

10人位が手を挙げました。

全員でレースをしたら危険だからと言う事で、並んだ順番で3人ずつとの提案がされました。

私とkazuさんとMK氏、目で語り、申し合わせていの一番に3台並びました。

そして3人で模擬レースをする事に。

緊張のスタート

私とkazuさんが1歩リード、MK氏が若干遅れます。

第1コーナーを抜け、第2コーナーに差し掛かります。

kazuさんに追い付けそう。

ジワジワと距離を詰めます。

と、その時………

目の前のkazuさんが転倒。

私の目の前にバイクもkazuさんも横たわります。

マジでぇ!!!!!????

もちろん止まり切れません。

2台絡み合って転倒。

この日、初転倒の時に聞いた嘲笑再び。

後ろで様子を見ていたMK氏が喜びの声を上げ走り去って行きました。

主催者の平尾さんが心配して駆けつけて下さる。

幸い2人ともケガもなく無事。

ただ…

平尾さんが「なんかシューシュー音がしよるけど大丈夫???」

最初は何か分かりませんでしたが、音の出ている先は私のバルイーグル号のフロントタイヤ。


お分かりいただけるだろうか???

どこをどう間違え、何がどうなったらこのエアバルブというピンポイントな場所に何かがヒットして先端を潰すのでしょう?

曲がったところがエアバルブのムシを押し続けたのか?エアバルブに隙間が出来たのか?原因は謎ですが、フロントタイヤはペッチャンコ。

オフのレースじゃあるまいし、規定空気圧で走行していてパンクするなんて考えいなかったので、チューブやパンク修理キットなぞ持ち合わせていません。

一か八かYSP大分へ電話しヘルプを求めると、車両の引き上げには来てくれました。

ただ、代車がないとの事。

はてさてどうしたものかと思っていましたが。

本日の最終レースとして、自分の事で頭いっぱいで良く聞いていなかったのですが、多分各レースの勝者でのレースをしたのだと思います。


排気量等のハンディキャップをもらい、われらが勝者MK氏はポールポジションでスタートです。
(この動画もスマホでこの動画を見られなかったらウェブバージョンでアクセス願います。)

レース結果は動画の通り。


なんだかんだありましたが、とても楽しく為になるスクールでした。

何より講師の平尾さんを始め、ヘルプで来て下さっていたスタッフの皆さんが優しく褒め上手。

バイクの操作方法だけでなく、自分が指導員として活動する際の参考になりました。


そんな私の帰宅方法は????

お互い事故した者同士。

kazuさんにお願いして、自宅まで運んでいただきました。

遠路はるばる来て下さっていたのに、家と反対方向へ送らせてしまい申し訳ない。

ですが、車内で今まで話せなかった色々な事が話してお互いの事をより知ることが出来て良かったです。


このパンク騒動を見てMK氏から「そこまでしてブログのネタが欲しいんですか?」との事。

自作自演???どうやったら、あんなピンポイントなトコ潰せるんですか?(笑)

ポンコツポニー号がトラブルメーカーでブログネタを提供してくれていると思っていましたが、どうやらトラブルメーカーは私自身だったようです(爆)