2020年8月4日火曜日

トライアルバイクで練習してきた(2020.08.04)

新型コロナウイルス感染拡大第一波で自粛生活が長引き、最近オフ生活を取り戻したら、今まで以上に今やれる事をしなくてはと思い、オフ活をむさぼっている大分県で二輪車安全運転指導員をしている永井真理子ファンのおっさんです。

今日は、平日休み。

いつもならポニー号('03YZ125)を愛車セレナに積み込みテストコース今市へってなメニューでしょうが、今回はちょいと練習メニューを変更してみました。

今回は、由布市災害ボランティアバイク隊でいつもお世話になっている隊長宅へ向かい、いつもバイク隊が林道訓練を行う前に行っているバランス訓練と呼ばれる訓練を受けてきました。

バランス訓練とは、簡単に言うとトライアルバイクを使用したトライアル競技で使用されるテクニックの基礎練習です。

練習場は、隊長宅近くの私有地の山の傾斜地にU字管が置かれたりしたトライアル場を模した造りになっています。


今回お借りしたトライアルバイク、HONDA:RTL


練習場の入口付近


今回は、写真も動画も撮る暇なかったです。


指導して下さったのは、隊長とトライアル経験者の先輩隊員さんです。

指導していただいた内容は、まずは「バツジュウ」

「バツジュウ」って言葉だけ聞いてお分かりでしょうか???

漢字で書くと「抜重」です。

丸太やU字管、岩等乗り越えたりする時に必要なテクニック、と言うかトライアル競技では基礎中の基礎なようです(汗)

まずは、直径15cm位の丸太を乗り越える練習。

丸太に近付き、前タイヤが当たる直前にスロットルを吹かしフロントアップをしようとします。

すると速度が出すぎてリアタイヤがあたった時に「抜重」と言われるリアタイヤに対する荷重を抜く行為が間に合いません。

そんなこんなを繰り返すうち、フロントが抜けてスロットルオフにしてリアタイヤを上げようとステップに乗せた足をジャンプするように上げてみます。

すると、急なスロットルオフにより前荷重になった上に、リアタイヤを上げようとジャンプしたような体制になったので、バイクが前につんのめったような状態になり、自分も前のめりにハンドルまで飛び出してハンドルでお腹を打ちました。

プロテクターの下にもお肉のプロテクターがあったので助かりましたが、基礎中の基礎が出来ないのが歯がゆい。

その後、色々とアドバイスをいただきゆっくり等速度で進入しても体重移動だけで安全に丸太を越えられる事を理解しました。

その後は、傾斜地で立木を回り込みUターンからの土手登りといった色んな要素が含まれた8の字ターンのみを練習し続けました。

コースのように広いところをブッ飛ばすわけでもないし、森林の木陰の涼しげな中練習していたのですが、3周位するともう身体の中から暑くなり、意識も朦朧としてきて休憩。

呼吸が整うまでが長い長い。

私より一回り以上の先輩は息も乱さずケロッとしているのに情けない。

同じコースを回っているのに、一回たりとも同じラインをトレース出来ない。

ラインの取り方はオンロードのセオリーと変わらないらしいのですが、頭で理解しても強ばった身体が言うことを聞いてくれないので、バイクも思った通りに動いてくれません。

難しいけど、面白い。

45歳になっても、こんなにも向上心をかき立ててくれるものが残っていた事に感謝しかないです。

自分が下手なだけですが、そんなノビシロしかない技術のおかげで老後まで自分が大好きなバイクで楽しめそうです(笑)


部活のように地道にコツコツ練習するしかないなこりゃ。