2020年1月12日日曜日

由布市防災ボランティアバイク隊の訓練に参加してきた。

ポニー号('03YZ125)が痛手をこうむり入庫させて整備作業に励んでいる大分県で二輪車安全運転指導員をしている永井真理子ファンのおっさんです。



今日は、私が所属はしているもののほとんど訓練に参加出来ていない「由布市防災ボランティアバイク隊」の訓練にバルパンサー号(WR250R)で参加してきました。

防災ボランティアバイク隊とは、災害時に土砂崩れ等おき道路が寸断され、孤立した集落に車では行けない、徒歩では時間がかかるという時に常日頃訓練しているボランティアのオフロードバイク乗りが情報収集、物資の補給等を行う事を目的とした人々の集まりです。

「由布市防災ボランティアバイク隊」は、大分県とも連携をとり、地元の警察、消防、自衛隊と連携した訓練も行っています。(私はほとんど参加していないので偉そうな事は言えないのですが。)



まずは隊長宅に集合し、ミーティングです。

通常の訓練日ならミーティングの後、隊長宅の近所の練習場でトライアルバイクを使用したトライアルテクニックの練習を行ったりします。

今回は、主要幹線道路が寸断され孤立した集落から他の地区へアクセス出来るルート探し、確認の為のパトロールがあったので、トライアル練習は省略されました。


出発前の私です。(バイク隊隊員のNGさんに撮っていただいてました。)

いつもは、ツーリングセローのアドベンチャースクリーンを取り付けているのですが「由布市防災ボランティアバイク隊」の訓練は、過酷なので万が一を想定し、スクリーンだけ外しておきました。

前記のルート確認作業が終わった後、通常の訓練に入ります。


林道を使用した、幹線道路以外の走行練習。


いくら訓練しているとはいえ、ミスする事も技術の差もあるので、バイクがスタックしたとしても、バイク隊として行動しているので、皆で助け合い進みます。

ちなみに私もラインを間違えてスタックし、助けていただきました(汗)


訓練をしている林道は、いわゆるエンデューロコースのような林道となっていますが、整備されたコースと違い、通るたびにそれ以前の気象状況により枝葉が落ちていたり、木が折れていたりと現場に行ってみないと状況が分からない事が多々あります。


そんな訓練ではありますが、ただただ走るのではなく、定期的に休憩を取り無理なく進みます。

こう言った事に気をつけていないと、いざという時は疲れて現場に辿り着けないかもしれませんもんね。


山の中を走る道、あんなところを走ります。


こう言ったかんじですね。


季節によっては薮やら萱やら伸び放題でドコに道があるのか分からないような時も。


最後は、登りつめたらいい景色の場所へ辿り着けたのですが、ココまで登りつめるのが大変でした。


上の写真の右奥から登ってきたのですが、その下は斜度30ど位ある急勾配の坂で、途中に何本か上野写真の様な水切り用の溝が掘られています。

この写真はまだマシですが、手前に土手、その先に土手分の土を掘られた溝があり21インチもあるオフ車のタイヤでもスッポリはまってしまいます。

斜度に加え、溝を登らないといけないので私の得意な捲くれ状態になりそうなのですが、失敗して溝に落ち込んだので、アドバイスをいただき、溝に沿ってバイクの向きを変え(路面と直角な状況)道の横の土手に向かい加速し土手をバンクとしコーナーリングを決めその勢いのままヒルクライムへ入ります。

エンデューロコースと同じくらいの練習になりますし、ラインを見極めるのが難しいです。

その後の斜度がキツイ下りもFブレーキをかけすぎると滑りかけるしかバイクの後ろが浮きそうな気配を感じるしで、今まで経験してきた色々な技術や知識をフル活用です。


とてもハードな練習でしたが得るものは沢山ありました。



前半は、今日はコケずに済んで帰れるかも???とか思っていたのに、途中フリー走行時に一人で走りに行きスタンディングの練習をしようとスタンディングで走り続けていたら、ちょっとした水溜り付近のぬかるみで、スタンディングが前のめりすぎだったのか?フロントからスパンと滑って転倒していましました。

その後も何度か。

ただ、乗り味だけでいうとやっぱり4stは2stに比べると楽ですね。

でもバルパンサー号は重いんですよね。

訓練終了後は、いつものラーメン屋さんに立ち寄り「みそチャンポン」をいただきました。

味がとっても濃いのですが、山を走り回った後に食べる塩気が最高ですね。



このバイク隊での訓練は、エンデューロレースで役立つ事がありますし、逆にエンデューロレースで学んだ事がバイク隊での訓練に役立つ事もあります、

今回はつづら折れのターン後の登りと言った状況で、コンパクトに曲がろうとせず、山側の壁(バンク)にフロントタイヤをあてるもしくは後輪タイヤをあててターンする事でスピードをのせるターンが今までよりはスムーズに出来るようになりました。


バイク隊に入りたくてバイクの免許を取得し、セロー250を購入した若者は5回目の訓練だという事でしたが、トレールタイヤで良くついてきていました。

そんな若者に負けないよう40過ぎのおっさんもトライアルの練習とかしようかな???

たまにはメンテナンスもしてあげないとね

長崎の野母崎でコテンパンにやられて若干凹んでいる大分県で二輪車安全運転指導員をしている永井真理子ファンのおっさんです。


ただいまポニー号('03YZ125)は野母崎での痛手を癒すために治療中なので、最近あんまり乗っていなかったバルパンサー号(WR250R)で出動する事にしたので、ロードツーリング仕様から林道ツーリング仕様に変更です。


ロードツーリング用のタイヤ


林道ツーリング用のタイヤ


久々見たらリアタイヤ結構減ってるな(汗)

明日の朝、雨っぽいけど大丈夫か???


とりあえず準備完了


置いてきぼりでふてくされているポニー号


お互い顔も見たくないようです(笑)


そんな御立腹のポニー号の機嫌を取るべく、リンク周りのグリスアップをしました。


チェーンガイドの中の樹脂性部分が削れ過ぎて切れてました。


スイングアーム&リアサスリンク部分一式外して摺動部のグリスアップです。


カラーにニードルベアリングの跡がガッツリ残っていたんだけどどうなんやろコレ???


ハンドル高くしてから、ハンドルを右に切るとスロットルワイヤーが張ってエンジン回転が上がってしまうので、ワイヤーの取り回しを考え直すのと一緒に、スロットルカラー等のメンテナンス。

※この後、復旧時に取付ボルトの締め加減間違えて真ん中のカバー割っちゃったんですけどね。


グリップの中からウ○チみたいのが出てきました(笑)

一旦グリップ外して、取り付けしなおしました。

スイングアームの復旧も全部終わったのが3時間位でした。

初めて同じ作業をした時は、AN師匠の工場に通うっていう時間もあったし、習いながらしていたので何日かかかっていたけど、その日にチャッチャとしてしまった方が、リンクの向きとかカラーの向きとかも忘れなくて済むし早く終わるので良いですね。



明日は、普段出席出来ていない「由布市防災ボランティアバイク隊」の訓練に参加してきます。