2019年2月21日木曜日

オンタイムエンデューロ体験会inスピードパーク恋の浦に参加してきた。(2019.02.17)

最近、仕事の疲れをオフロード走行健康法????で癒している大分県で二輪車安全運転指導員をしているおっさんです。


そんなオフロード走行健康法????の一環として今回は、福岡県福津市にあるスピードパーク恋の浦というエンデューロコースへ遊びに行ってきました。

今回は、エンデューロレースの種類の中の一つ「オンタイムエンデューロ」という方式のレースの体験会があると言うので、参加させてもらいました。

では、オンタイムエンデューロとはなんぞや???

私も分かりませんでした。

未だに、どういったレースがオンタイム制を導入しているのかも知らず、このブログを書くにあたって慌てて調べたりしましたが、中途半端な知識で知ったかぶって間違った事を書くより、潔く諦めます(笑)

気になる人は、「オンタイムエンデューロ」で検索すれば色々と出てきますので、自分で調べてみて下さい。(無責任)

まぁ、そんな感じなので、オンタイムエンデューロとはどういうものなのか???という事を体験して理解する為にこの体験会に参加してきました。

「百聞は一見にしかず」ですね。


今年の1月6日にも走りに来ましたが、このコースの素晴らしいのは、玄界灘を望むこの景色ですねぇ。


朝の4時半出発で、休憩やら入れながら3時間かけてたどり着いたパドックでは、先に着いた御所オートランドチームの方々が隣に私の駐車スペースを取って下さっていました。

オンタイム制では、レース前にパルクフェルメという車両保管スペースに競技車両を入庫してしまったら車両には一切手を付けられないと聞いていたので、給油、タイヤの空気圧調整等、自分で出来る簡単な整備は済ませておきます。

そして、大切なのはエンジンがかかるかどうか???

ポニー号はポンコツなので、常日頃から手塩にかけた整備はしていますが、いざスタートという時にエンジンがかからなかったらアホみたいですもんね。

心配せんでも、ポニー号はいつでも1発始動ですけど。


レース前のブリーフィング。

ここで、オンタイム制にしかないタイムチェックやらテスト区間の説明があったりします。
(このブログではレースの流れに沿って、説明していきます。)

私だけじゃなく、オンタイム制は初めてという方が多数いらっしゃり、みな真面目に聞いています。


パルクフェルメに入れる前に車検です。

今回は、体験会という事もありかなり緩くしてくださいましたが、公道を利用するレースでは保安部品がいる事、レースによっては、FIM規格に適合しているタイヤじゃないと参戦できない等、車検場の方から教えていただきました。


パルクフェルメに保管された車両と玄界灘。


整然と並べられた車両を見ると格好良いですねぇ。


トレール車、エンデューランサー、モトクロッサー、よりどりみどり。


壮観ですね。


ココに入れたら、許可あるまで中に入ってはいけません。

パルクフェルメから出してすぐのところにワークスペースが用意されていて、本来のレースならスタート前にワークタイムと言うのも15分位設定されていて、最終調整等行える時間が用意されているそうです。

今回は体験会という事で5分のワークタイムが設けられていましたが、形だけのものでした。


パドックをひき目で撮った画も素敵ですね。

今更ですけど、今回はプロのカメラマンさんが来てくださり、参加者全員を撮影して下さっていました。

私が撮った写真も数枚ありますが、ほとんどの写真は、プロのカメラマンさんが撮影してくださった写真を使用させていただいています。

この場を借りて、お礼を申し上げます。

準備が完了し、スタート。

ここで、いつものレースと違うのが、スタートと言ってもオンタイム制では走者それぞれにスタート時間が割り振られていて、今回は3人1パーティーでスタートするようになっていました。

出走前に名前を呼ばれて入場。


第1パーティーには、御所オートランドのスクールでお世話になっているKN氏が入っていて、スタートしました。

ここから、いくつめのパーティーか覚えてないけど、イゴイゴ大好きなOGさん。


御所オートランドの若手ホープNT選手。


御所オートランドのメンバー経由でこの日知り合いになったHB選手。


御所オートランド最年少KI選手。
スタートそうそうやらかしてますね。


少しは落ち着いたかな。


そして私。


タイムチェックのカードを入れる為と思ってラリー用のジャケットを着てみましたが、1週目で暑くなりすぐに脱ぎました。

オンタイム制では、指定されたルートは走りますが、そこでどんなに速く走ってもレースのタイムとしては反映されません。

ただ周回するだけのルートです。


ただ、その周回ルートの途中にテスト区間というタイム計測区間があり、今回わたしがエントリーしたチャレンジクラス(初心者クラス)ではモトクロスコースだけでしたが、エンジョイクラス(中級以上)ではエンデューロコースのテスト区間も設けられていました。


今回の体験会では、テスト区間の1周目はレース結果としては反映されず、まずはコースの状況を確認する為の走行という事だったのですが、舞い上がった私は、無駄に頑張りすぎて前が見えなくなりモトクロスコースを途中で逸脱して周回コースに戻ってしまい訳分からなくなってしまい、1周目のタイムは計測されませんでした(汗)

ここで、コースをしっかり把握出来なかったので2周目にコースを確認する作業になってしまい、2周目のテスト区間のタイムロスに繋がりました。


ここは、周回コース。


ここで、コケていたりしたら無駄になるので、テスト区間以外は速めに流すような感じで周回しました。


HB選手


KI選手


周回コースはタイムを求めるわけではないので、シッティングばかりじゃ腕が上達しないと思い、途中から出来る限りスタンディングで周回する事を心がけました。


これが、タイムスケジュールのカードです。

それぞれのライダーでスタート時間が違っていますが、各周の周回タイムはみな同一です。

今回の時間設定は、体験会という事もあり余裕を持った設定にして下っていたので、1周してから次の周のスタートまでには15分から20分位余裕がありました。


その間にパドックで、給油や軽食、トイレ休憩などを取ります。

次の周のスタート時間が近付いたら、タイムチェックをしているとこの前のラインで待ちます。

タイムチェックをしているとこの机に電波時計があるので、自分のスタート時間の0秒から59秒の間にタイムチェックのラインを超え、係の方にタイムスケジュールのカードを渡し何分に通過したかチェックしてもらいます。

ここで、オンタイムの由来が出てくるわけです。

自身に設定されたタイム通りにチェックラインを通過する。

それより早くても遅くても加減のタイム分のペナルティタイムを科せられる事になるそうです。

私は、性格上5分前には走れる準備をしてライン付近までバイクを持っていき待っていましたが、KI選手は、自分のスタート時間も把握しておらず、気がついたらスタート時間で慌ててヘルメットを手に持ってバイクを押してタイムチェックラインを通過していました(笑)


KN選手


NT選手


OG選手


HB選手


KI選手


そして私


こんなブッシュセクションもあり、恋の浦のコースは周回するだけでも走り応えのある楽しいコースです。


チャレンジクラスの最後のセクション前に気合を入れて行き先をチェック。


2段ステア???を登ります。

助走区間も十分あるし、ちゃんと開けていけば登りますが、まだまだ慣れない私はココだけはギアの選択をしっかりとし、若干気合を入れて登っていました。

おかげで1度のミスもなく終われました。

全ての周回が終わり、タイムチェックが終わった後、もう一度車両をパルクフェルメに入庫し、最終的にパルクフェルメが開放され終了しました。


参加賞としてこんなドーナッツをいただきました。

モチモチしていて美味しかった。

この日は、リザルトの集計が間に合いませんでしたが、後日FaceBookでアップされていたのでチェックしてみると…
惜しい、実に惜しい。

2秒差で入賞を逃しました。

反省点の一つとして、テスト区間1周目を慌てずコースミスもせずしっかりと下見をすれば良かった事、他の周ではタイトコーナーのブレーキング後のエンストが数回あったのでその癖の改善、後半はブレーキターンが上手く使えていた区間があったので、前半からそういったテクニックを使えるようになる事、等々ちょっと考えただけでも課題は山積でした。

一斉にヨーイドンでスタートする方式で目に見える相手を抜きつ抜かれつのレースも白熱して面白いですが、今回初めて体験させていただいたオンタイムエンデューロ、純粋なラップタイムの比較が自身の周回毎でもできるし、他の選手のラップタイムも参考になるし、上記の様な反省点も挙げやすいので面白い方式だと思いました。

しかも、通信簿のように自分の成績が分かり易く表示されて今の実力が分かる。

とても楽しい体験会でした。

今回のイベントを主催、運営してくださった方々に感謝です。


エンデューロレースと言っても、方式によっても違うし、コースレイアウトによっても、ハイスピード系、ゲロ系と分かれるかも知れませんが、モトクロス、トライアル、林道等の要素が詰まった総合格闘技的な感じで、色々なコースやレースでその都度感じる物が違い、学べるものも違うので、毎回刺激になります。

私は正直、ハイスピード系は苦手ですが、そういった言い訳はせず、色んな分野に顔を出せたら出してみて、43歳にはなりましたがこれからの自分の可能性を探りたいなと思っている今日この頃です(笑)