2018年2月7日水曜日

XTZ125FX???完成

ども、セレナの2列目1席を取り外し、車の動きが軽くなったんじゃなかろうかと思い込んでいる幸せ者のおっさんです。

さてさて今回のブログの題名XTZ125FX。

そんな車両あったっけ???


コチラをどうぞ。

何このマシン???

YZ?????


タンクを良く見ていただくと。

「XTZ」の文字が!!!

そう、わが家のバルシャーク号(XTZ125E)です。


普段は、通勤でも使えるし、林道でも遊べる大人しくて良い子なんです。

そんな彼が、なぜあんなとっぽい兄ちゃんになってしまったのか???(笑)


事の始まりは、上の写真左に写る白い板。

これ'18YZ250Fのゼッケンプレートなんです。

こいつを、悪い悪い組織の総裁がバルシャーク号を悪の手先に改造しようと…

もう良いですね、いい加減(汗)

実は、今週末に熊本県南小国町のゴンドーシャロレー牧場で開催される北九州エンデューロ選手権の本戦前のニューイヤーエンデューロ大会にエントリーしたので、参戦予定車両であるバルシャーク号をレーサー化させました。

エンデューロレースで、転倒しライトやメーター類が損傷する恐れがあるなら、最初から取っ払っちゃえば、ハンドル周りも軽くなるし、一石二鳥。

って事で作業開始です。


ライトから取っていきます。

バルブ交換とかの時は、ステーに取り付けられているライトカバーだけを取り外すのですが、今回はウインカーも邪魔なので、ステーごと取り外します。


反対側も取り外してライトは取れた。
ライト下のボルト2本も外しておきます。


ライトのカプラーを取り外す。


右ウインカーの配線を取り外す。


左ウインカーの配線を取り外したら、ライトとウインカーがゴソっと取れます。

コレだけでハンドル周りが軽くなりそうですね。


次は、メーター周りの配線を外していきます。


ヘッドライトのカプラーと繋がっている配線も外します。


スピードメーターと繋がっているメーターケーブル(指でさしているトコ)を外します。


外したトコ。


メーター裏のナット3個を取り外す。
(その他ケーブルを留めているステーを外したりしています。)


メーター取れた。


色々取れたフロント周り。

この時点でゼッケンプレートを合わせてみる。

メーター取り付けステーを利用してゼッケンプレートを取り付けようと思っていたのですが、逆に邪魔な感じになってしまいました。


なので、メーターステーも取り外す。


で、仮止め。

良い感じ。


リア周りも外していきます。

まずはキャリアから。


リアフェンダーとそれに付随するウインカー等々もゴソっと取り外す。


取り外した配線がむき出し。

このままでは、一番泥が跳ね上げるトコだから危ない。


ビニール袋被せて、ビニールテープでグルグル。


フロントのケーブル類も同様にグルグル。
この時、ビニールテープがきれて、防水テープでグルグル。


リア周り復旧後、リアキャリア取り付け用ステーにオマケ取り付け。

スタックバーならぬ、スタックベルト。

でもこのベルト、そういう専用品じゃないんです。

以前エンデューロレース等に参戦していた、わが家の近所のバイク屋さん「ユーショップ松田」さんの所に、リア周りのスタックバー等の相談に行ったところ、バイクのシートに付いている、タンデム用のベルトが丈夫だから利用できる。

という事で、要らないベルトを提供していただきました。
ありがとうございます。

長さは好みで合わせるように言われましたが、今回は、とりあえず貰ったままの長さで、開いていた穴を利用して取り付けました。


ちなみに、ゼッケンプレートは、インシロックで取り付けました。


下側も一緒。

三つ又からフロントフォークに寄せるように取り付けます。


見えづらいけど、反対側も一緒。


ミラーも取り外して、防水テープでネジ穴を塞ぐ。


反対側も一緒。


メーターケーブル取り付け部も防水シールで塞いでおく。

 

 前回取り外されたセレナのシートに乗せられた今回取り外されたバルシャーク号の保安部品達。


これで、XTZ125Eのエンデューロ仕様、XTZ125FX???の完成。



ちなみにこのFX???

見た目だけではなく、ちゃんとエンデューロ仕様にしているところを紹介致します。



フロントフォークは純正のままですが、ちょいと前オーバーホールして、フォークオイルはYACCOを入れてます。


フロントブレーキのマスターシリンダーはセロー250の純正を流用しています。

これが、マスターシリンダーの容量が増えただけでタッチが全然違うんです。

XTZ125オーナーにはぜひとも試していただきたいカスタム。

ローター交換なんかより明らかな違いが分かります。

また、セロー用のマスターシリンダーを使うことにより、嬉しい特典が。

XTZ125純正マスターシリンダーでは選択肢の少なかった社外レバーの幅が一気に広がります。

おかげで、クラッチレバーとおそろいのショートレバー(メーカー忘れた、DRCだったかな)に交換できました。


次に、ワイドステップ。

コレは、長時間走るエンデューロレースの時には欠かせませんし、通常ツーリングで使うときも助かります。

これは、純正ステップを加工して作成してくれている広島県呉市にあるラリー系のパーツなども販売している単車屋さんの物です。


ブレーキペダルは、純正ですが、由布市防災ボランティアバイク隊の訓練に参加した際、岩にヒットして若干上側に曲がってしまったのですが、これがスタンディングの際ちょうど良いトコにあるんです。

なので、修正せずにそのまま使用しています。


ハンドルは、ノーマルとどうサイズですがZETA製の物を使用。

YSP大分さんで両端を数センチほどカットしていただき、若干短めにしてもらっています。


エンジンは、ノーマル…なんですが…

実は、一回HSR九州のオフロードファンサンクスでーでオーバースペックのマシンを追いかけた時に、エンジンの性能以上にエンジンを回してしまったらしく焼きつく寸前でした。

そこで、YSP大分に偶然あったYBR125の中古のエンジン移植していただきました。

同じエンジンらしいのですが、自分的には、何となく下のトルクが増した気がしています。

ちなみにプラグはイリジウムプラグを使用。


汚いですが、バッテリーは、リチウムイオンバッテリーを使用。

ブラジル産の性能の悪い鉛式バッテリーの時にはプラグの火の飛びも悪かったようで、このバッテリーに交換してから数馬力アップしたような錯覚に陥ります。

低排気量、ローパワーだから感じられるパワーの差ですね。


チェンジペダルは、YZ85の純正流用です。


そして、リアスプロケットは純正48Tから何の純正だったかYAMAHA車の純正流用で49Tに交換。


フロントスプロケットは、TYS125-4Tの純正流用で、14Tから13Tに交換。

これだけで、チェーンの長さは替えることなく、ローギアード化となり純正のスプロケットの時は諦めるか難しかったガレバや登りも楽勝まではいきませんが、クリアしやすくなります。

見た目もチューンも地味ですが、林道やエンデューロレースを楽しむには十分の性能だと思います。

去年は、世の中を知らず、とりあえず何かレースに出てみて、あわよくば表彰台にとか甘い考えをもっていましたが、今年は、自分の技量も考え、楽しみつつ経験を積んで、来年に繋げていければと思っています。


準備は完了。

ですが、ここ最近の寒気の影響で南小国町は雪かもしれません。

チェーンはありますが、ノーマルタイヤしか持たない私。

まずは、ゴンドーまでがエンデューロレースになりそうです(汗)

あとは、なるようになるだけ、危なければ無理せず帰るだけだし。

ああ、週末が楽しみ。