2017年9月30日土曜日

トライアル的な走り方の練習

先日の台風18号で、九州、特に私の住む大分県の県南では甚大なる被害に襲われました。
被害に遭われた方々には、心よりお見舞いを申し上げます。



そんな台風18号の影響やらなんやらで、予定していたオフロードイベントを中止したりで、最近バイクに乗っていなかったおっさんです。



私は仕事で行けませんでしたが、先日行われたグッドライダーミーティングで若者からトライアル車に乗りたいという要望があったとのお話が師匠からありました。

師匠企画のイベントとして、大分県豊後大野市三重町にある「内山トライアルパーク」でトライアル車やミニモトに乗りオフロードを体験する事により、オンロード走行へのフィードバックを行うという事をやってみました。

私もトライアル練習会(2016.02.28で)経験して、無駄な装備のないトライアルバイクで練習する事による、トラクションのかかる感覚、スタンディングでのハンドリング、斜面でのコーナーリング等学ばせていただきました。

今回は、師匠が持ち込んでくれたトライアル車2台、ミニモト(TT-R90)が練習用車両です。

私は、エンデューロの練習にもなるなと思いバルパンサー号(WR250R)で出撃です。

さずがにYZでトライアルコースは難し過ぎると思いまして(汗)


練習開始の頃。

普段乗るバイクとは形もエンジン特性も違う車両に戸惑いながらトライアル車に乗る人とミニモトでオフロードのタイヤが滑る感覚を学ぶ人。


今回もM'sFactory代表も遊びに来て下さいました。


バルパンサー号で練習開始したのは良いのですが、一発目、トライアルコースの下の河原に向かう途中、山水が流れている溝が50cm位の深さになっていて、フロントタイヤがすっぽりハマりそうな深さでした。

ゆっくり行けばタイヤがハマるのは必至。
勇気をもって勢いをつけて突っ込む。

フロントは抜ける。

リアが入る。

勢い付きすぎて、フロントが浮き上がる。

制御不能。

車体だけ吹き飛ぶ。

自分も吹き飛ぶ。

本日1本目の転倒。

そこからは、河原に降り、一回りしてから上に帰る。

同じポイントで緊張しつつ進入してみるが、行きより帰りの方が、対岸の高さが低かったらしく、何とか通過。

トライアル車で出来た事が、なかなか出来ない。

エンジン特性がモトクロッサー寄りなバルパンサー号は、トルクがないので、とにかく勢いをつけてパワーで行くしかない。

ガレ場を登るのも、勢いつけていくので、行けなかった事を考えていたら突っ込みきれない。

行けそうなトコは難なくこなすも、未知数なセクションは心のブレーキが大きくかかる。

何回か行きたいセクションの下に行くが躊躇。

心を決めて、アタック。

おっ?

いける?

もうちょっと…

焦ってスロットルを捻る。

車体も傾いている。

路面状況も悪い。

ズルズルッ。

はい2コケ目。

ここはまだ立て直せるところだから良かった。

次のセクションは、バルシャーク号(XTZ125E)でも失敗したセクション。

ヌルヌルの土質の土手。

上りきった先は切り立った崖の壁。

ここも先程と同じ感じでコケる。

あと1歩ってとこだけど、木に引っ掛かって上げるも下げるも出来ない。

困ったなぁと思っていたら、排気音が聞こえなくなったので、何人か駆けつけてくれる。

なんだかんだで向きを変えて引きずり下ろしました。

若干ナンバープレート曲がってしまいました(泣)

そこから意気消沈。

やっぱり、こんなトコはKTMのEXCとか楽しいんやろうな(笑)


それはそれとして、ガレ場の斜面を登ったり下ったりする練習、シッティングでの8の字の練習等やっときました。

なにはともあれ、今回良く分かった事は、オフ車は丈夫って事。

自分が怪我しないためにも、いざと言うとき、愛車を投げ捨てるタイミングも分かってきました。


私のバルパンサー号を乗る若者。
モザイクかけるのが申し訳ないくらいメッチャ素敵な笑顔でした。

あれっ、バルパンサー号ってWR450Fやったけ?と思える大きさ。
でも私が乗ると、125ccのバルシャーク号とか言われる始末(汗)


女の子とか関係ない。
トライアルバイクで上手くスタンディングしています。


トライアル選手権に参戦しているだけあって、トレール車だろうがなんだろうが、上手い事運転します。


バルパンサー縮んだ????
いいえTT-R90です(笑)


お仕事上がりに来てくれた方も練習してました。


ミニモトに乗ってもトライアラー。


逆光で見えづらいけど、登っております。


トラ車でも頑張ります。


パワーが手ごろなミニモトは、皆に人気でした。
無茶できるから、8の字書いたり、リアスライドさせたり。

色んな物を背負っているおっさんは、なかなか無茶できないんですが、若者達は慣れてきたらどんどんアグレッシブな走りに進化していました。


なんだかんだで、トライアル場でのバルパンサー号の訓練は悶々として終わったので、帰りに野津メジャーと臼杵メジャーの林道2本を走って帰りました。

野津メジャーは、先日の台風の被害もあったようですが、道自体は走れるようになっていました。

途中、轍の深いトコがあり、ラインの選択ミスで轍にスッポリはまってコケてしまいました。


臼杵メジャーも被害はあったようですが、途中まではキレイに整地されており、まあまあ走れていたのですが、途中で…



こんな感じになっていました。

途中のコンクリと地面との段差が大きく、何とか左側から上がり、その先はフラットなトコがあったのでこの先は行けるなと思い進んだ矢先に…


こんな感じでした。

写真じゃ分かりづらいかも知れませんが、正面の山肌から木々や岩が流れ落ち、この先の路面??地面??は、岩やら地面に突き刺さった倒木やらが塞いでおり、先に進むのは断念しました。

今回の台風18号の凄惨さを思い知らされた状況でした。


先には進めそうもなかったので何とかUターンをして、無事に帰宅致しました。