2017年8月31日木曜日

クラッチプレート交換やってみた


この前のエンデューロレースに出て闘志みなぎりつつも、身体中に謎の痛みが残りつつあるおっさんです。

さて、そのエンデューロレースにおける最大の敗因は、クラッチの焼き付きによる滑りでした。

この日は、その焼き付いてしまったクラッチプレートとフリクションディスクを交換しに、師匠の秘密基地に行ってきました。

クラッチプレートの交換って事でクランクケースカバーを外す為には、クラッチワイヤーが邪魔になるので、エンジン側のクラッチワイヤーを外し易くするためにクラッチレバーを外しました。(後で思えばレバーは外さなくても良かったかも)


レバーを外して…


ワイヤーを緩める。


外したついでにレースで転んだときに曲がって適当に直したけど、まだ若干曲がっていた気がするレバーをのしてみる。


なんとなく真っ直ぐになったかな。


それでは本題のクラッチプレートを交換すべくクランクケースカバーを締め付けているボルトを緩めていく。


と、その前にミッションオイルを抜いておかなければ。


写真中央のドレンボルトを緩める。


真っ黒なミッションオイルが出てきました。
と同時になんとも言えない焦げ臭いような匂いが。
モーター類が焼けた時の臭いに似ていました。


フリクションプレートが焼き付いた臭いになんだろうな。
それにしても、鼻につく嫌な臭いだった。


カパっとクランクケースカバー開放。


下の方にだいぶスラッヂが溜まっていました。


バラしていったときにパーツを置いておくトレイ的な物が無かったので自作。
工場内に転がっていたクーラントが入っていた容器をカッターで真っ二つ。


「また、つまらぬものを切ってしまった。」
中をウエスでキレイに拭いておきます。


クラッチプレートとフリクションディスクを押さえているカバーの5本の取り付けボルトを緩めます。


取り外したボルトと押さえのスプリング。
スプリングが白く焼けているような色になっていたけど大丈夫だったんだろうか???


ボルトとスプリングを外した状況。


押さえのカバーを外したら…


外側のフリクションディスクが見えてきました。


取り外して良くみると…


真っ黒焦げです。


クラッチプレートは???
良く分からないけど、新品注文して持ってきていたので交換します。


外側とは違う種類の中側のフリクションディスクトも真っ黒焦げです。
良く焼いたもんだ(汗)


1枚ずつ丁寧に外し、ついに全て外れました。


クラッチプレートとフリクションディスクを全て外した状況。


スラッヂがいっぱいだったので、本当はパーツクリーナーとかでキレイに洗浄したかったんですが、それをするならさらにバラさないといけなくなるので、ウエスで拭ける範囲はしっかり拭き取りました。


ではでは、新品さんを取り付けてまいりましょうか。


トレール車ではフリクションディスクは1種類だったりするのに、YZの場合は外側の2枚は種類が違いました。

クラッチプレートは全て同じです。


まずは外側のフリクションディスク。
取り付ける前にミッションオイルに浸します。


オイルが浸かると色が変わります。


装着。


クラッチプレートもミッションオイルに浸け込んでから…


装着。


そして中側のフリクションディスクもミッションオイルに浸け込んで…


しっかりオイルを吸い込んだら…


装着。
で、クラッチプレート、フリクションディスクを交互に入れていきます。


最後に2枚目の外側のフリクションディスクを装着して、プレート交換は終了。


カバー(もちろん洗浄しておきました。)を取り付けて…


スプリングとボルトを取り付けて…


締め付けていくと…
何か足りない???


洗浄した際、真ん中のリフターロッド?だけ別の所に置いていて、付けて復旧するの忘れてた(^∀^;)


外からは入らないよね(涙)
また、ボルトを緩めてカバーを外してリフターロッドを中に取り付けて復旧。


今回はバッチリ。
ボルトを締め付けていきます。


で、クランクカバーを取り付ける前にガスケット。
もちろん取り外した際にクランクケースカバーに付いていた古いガスケットはカッターでキレイに取り除きましたよ。


復旧後、余る予定のミッションオイルを少し入れスラッヂ洗浄の為にフラッシング。そしてオイル量を確認しつつミッションオイルを補給し終了。
後はレバーを復旧し、ワイヤーの張り加減の調整だけ。
と思いつつレバーの遊びを取ろうと調整ネジを回すが、レバーはスッカスカ。
何が悪かったんだ???

心当たりあり。

でも、その時点では調整の仕方が良くわかっていなかったので、補給したミッションオイルを一旦トレイにドレンして、クランクケースカバー開放。


結局写真真ん中のロッドを回せば良いだけだったんだよなぁ。


何の話?って感じですよね。
このリフターロッドのギザギザは…


クランクケースカバー内の例のロッドの先の歯車と連動しています。
レバーを動かし歯車を回し、リフターロッドを外側に引っ張る事でクラッチプレートとフリクションディスクに隙間を作りクラッチを切ると言う状況を作り出しているんです。

なので、クランクケースカバーを取り付けた際に、ロッドを回して、リフターロッドがクラッチカバーにあたるとこまで外に引っ張り出して置かないとクラッチレバー握っても空振りになるって事なんです。

ちょっと文章にして伝えるのは難しいんですけど、なんだかんだで、何とか問題ないように復旧は出来ました。


そして、この前の敗因ではありませんが、危うくエンジンブローさせてしまうかもしれなかったクーラント(エンジン冷却水)も交換すべくドレンしてみました。


容量1リットルに対してこの量。

500ccはあったかな?

そんだけ蒸気で大気に開放したんだろうな。

しっかりとクーラントも補充し、チェーンも洗浄、注油。

さてさて、次の出撃はいつにしようかな。

まずは、モトクロスコースでYZに慣れるための練習をしなくては。

2017年8月27日日曜日

岳切渓谷に行ってきた。

前日の林道ツーリングが今までで最高の走りが出来たのは良いのですが、全てを出し切った走りだったらしく、昼前まで死んだように寝ていたおっさんです。


ホントは、もっと早く起き息子と遊ぶ予定でしたが、出遅れました(汗)

夏休みは終わってしまいましたが、夏の思い出の一つでも作らないとって事で、夏の暑さを吹き飛ばすスポットに行ってみました。


自分も来てみたかった「岳切渓谷」。

いつもお散歩に連れて行ってあげられていないモコちゃんも同行しましたが、まさかのペット禁止の看板が(泣)

情報源はマル秘ですが、ペット禁止と言うのは、ペットが苦手な方や糞尿が気になる方がいるからという事で、メインの渓谷ではなく、上流側の人気のないトコに行けば大丈夫かも??との情報をいただき、入村料だけ払い、モコちゃんは抱っこして、息子と共に上流へズンズン進みます。


どういうトコにに行くか行っていなかったので、水着でもないし、靴で来てしまった息子。
裸足で歩いてました。


水の下はずーっと岩盤。
バイクでも走れそう(笑)


上流の方には、いつの豪雨で倒れたか分からない倒木が道を塞いでいます。


裸足でも、岩盤かちょっとした砂なので楽しんで進んでいました。


ついに旅の終焉が。
先日の豪雨???
それにしては苔が多い気がしますが、豪雨の際に流されてきた倒木が岩によってせき止められていました。


朽ち果てかけた木から新たな命が…


まるで「天空の城ラピュタ」でのワンシーンか、もののけ姫でのワンシーンかのようです。
どちらにしてもジブリ好きな自分にとっては、景色、雰囲気とも癒される空間でした。

下界での暑さが嘘のように、モコを抱っこして息子と歩き回っても汗を一つもかかず服も汗で濡れずに良かったと思いながら帰っていました。


行きは良い良い、帰りは水面が反射して、ちょっとした深みが分かりづらくなっていましたが、水面の波の立ち方で大体深みが分かり始めた私は、もし自分がラリーに参加してこんなトコ走ったらと仮定し、安全なラインを探し歩いていました。

最後の最後、出口が見えた時に、水際に建っていたロッジの基礎が腐りかけているんじゃないか??と気になってよそ見をして歩いていました。

………ズボッ!!!!

「うおっ!!??」

まるで、惑星ダゴバのドラゴンスネーク・ボグに不時着したXウィングのように水没した私がいました。

モコを抱っこしていた左腕は上側で水没したので、モコは無事でしたが、息子の靴を持っていた手は完全に水没し、息子の靴靴下、私の左下半身はびしょ濡れになってしまいました(笑)

息子も遊んでいるうちに、ズボンが濡れていましたが。

こんな事はあろうかと2人とも着替えを用意していたので問題ありませんでした。

茶屋でかき氷をいただいて帰宅。


する前に、宇佐のマチュピチュを見て帰りました。

マチュピチュと言えば「天空の城ラピュタ」のモデルにもなったと言われる遺跡。

今日の旅行は私の大好きなラピュタ絡みな旅でヨカッタ、ヨカッタ。


自分の課題も大切だけど、家族も大切にしないといけないですよねぇ(汗)